キーバリューは6月5日、スマートフォンやタブレットと連動するフィットネス支援デバイス「Virtual Cycling」を発表した。
Virtual Cyclingは、フィットネス自転車とiPadやiPhoneを接続し、世界中を仮想的にサイクリングできるようにするハードウエア。
Virtual Cyclingをテレビに接続すると、フィットネス自転車のペダルをこぐのに合わせてテレビ画面上に表示される「Google ストリートビュー」の画面が更新され、あたかも実際にサイクリングをしているかのような運動体験ができる。GoogleストリートビューAPIを利用しており、世界中の道を使って仮想サイクリングが可能。
ヘルメットに装着したセンサーにより姿勢に合わせて左右に曲がるといった操作にも対応。スピードが上がるにつれて設置した扇風機が回転するので、向かい風を受けているような演出もなされるという。
心拍センサーや温度センサーによってサイクリング中の健康状態を表示したり、サイクリングのコースやスピードをTwitterやFacebookを通じて共有するといった機能も備える。
キーバリューは、アクセス解析サービスを提供するユーザーローカル代表取締役の伊藤将雄氏が2013年4月に立ち上げた新会社だ。最近はパーソナルヘルスケア分野のスマートフォン連携ハードウェアに注目が集まっているが、そのような背景に加えて、「メイカー革命によって、簡単にデバイスが作れるようになってきたということが本当かどうか試してみたい」(伊藤氏)という思いからVirtual Cyclingを開発するに至ったという。
なお、販売については、反響を見ながら検討していくとしている。
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