前編では、電動自転車の装備や性能について紹介した。後編では、電動自転車の心臓部とも言える電池について解説していこう。
電動自転車のバッテリには、ニッケル水素とリチウムイオンの2種類がある。ニッケル水素はデジタルカメラや単3形、単4形の充電池などにも使われており、比較的安価に製造できる。ただ再充電を繰り返すとメモリ効果が起き、使用できる容量が減少してしまうこともある。
一方、リチウムイオンは小型軽量かつ高性能で、継ぎ足し充電を繰り返しても性能低下は少ないが、価格は高めとなる。さらにペダルを漕いでいない下り坂やブレーキ時などにモーターを発電機として使い、発電した電力をバッテリに戻すことで走行距離を伸ばす「回生充電」機能を盛り込んだモデルもある。これはハイブリッドカーや電気自動車にも使われる仕組みだ。
電動自転車のカタログなどに掲載される、1回の充電で走行できる距離表示の目安は、2010年4月に測定方法が変わった。従来の5㎞モードから、最後の平坦地走行1㎞を省いて4㎞とした代わりに、途中の上り/下り勾配が2度から4度へと強まった。よってカタログ上の数字は減ったが、より現実的な値に近づいたと言ったほうが良いだろう。
ヤマハ発動機で走行距離が長い車種の代表は、8.9Ahリチウムイオンバッテリを積む「PAS ナチュラ L」。価格は11万1000円だ。走行モードは「強/標準/オートエコモードプラス」の3つを備え、最も距離が伸びるオートエコモードプラスで、47㎞走行できるとのこと。充電時間は約4.5時間だ。
ブリヂストンサイクルの「アシスタリチウムロイヤル」も8.9Ahバッテリを積む。走行距離はPAS ナチュラ Lと遜色ない46㎞(オートエコモード)で、充電時間も約4.5時間とPAS ナチュラ Lと同様だ。価格は12万5800円になる。
走行距離でほかを圧倒する地位にあるのが、パナソニックの「ビビチャージ・WT BE-EKWT73」。16Ahの大容量バッテリを積むうえに、ペダルを漕いでいないときモーターを発電機として使う回生充電システムを搭載したおかげで、走行距離は「平地充電モード」で160㎞に達する。ただしバッテリが大きいので充電時間は5時間、価格も16万5000円となる。
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