岩本有平(編集部)
2006/03/28 20:30
Winnyによる情報流出が問題になり、各セキュリティソフトベンダーが注意の呼びかけやツールの提供を始めている。その一方で、株式市場でも関連企業が物色を集めている。
こうした中、トレンドマイクロも3月2日からWinnyによる情報漏えい対策の啓蒙キャンペーンを展開しているが、その出鼻をくじくような話が明らかになった。2005年3月と1年前のことだが、トレンドマイクロの社員が、自宅PCからファイル交換ソフト「Winny」を経由して、営業資料などを流出させていたというのだ。
流出した資料は顧客提案資料をはじめとする営業資料や、社員の自己目標設定資料など。顧客リストなどは含まれていないとトレンドマイクロは説明している。
トレンドマイクロによると、社員が会社で使用していた資料をUSBメモリで自宅に持ち帰り、個人所有のPCに保存。その後自宅PCがウイルスに感染し、情報が流出したという。同社では2005年3月には事実を確認し、社員を社内規定により処分した。その後、社員は2005年中に別の理由で退職したという。
トレンドマイクロでは社員にウイルス対策ソフトを配布するなどセキュリティについての社内規定を設けていたが、問題の社員はウイルス対策ソフトを導入していなかった。
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