マイクロソフトは3月15日、PC内の情報をファイル共有ソフトWinny経由で外部に流出させるワームAntinnyなどへの対策を強化するため、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」でいわゆる暴露ウイルスを駆除できるようにしたと発表した。
悪意のあるソフトウェアの削除ツールは、マイクロソフトがセキュリティ更新プログラムとともに毎月定期的に提供しているウイルス、ワーム駆除ツール。3月15日の時点で、情報漏えいに関連する43種類の暴露ウイルスを駆除できる。
同ツールで暴露ウイルスを駆除するには、Microsoft Update(またはWindows Update)、自動更新機能、悪意のあるソフトウェアの削除ツールウェブサイト、Windows Server Update Servicesといった機能を使う。マイクロソフトは、PC上で動かして駆除できる単体実行版をウェブサイトで公開している。
さらに、マイクロソフトは、Winnyに関するセキュリティ上の脅威や対策方法などについて、ウェブサイトで情報提供している。
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