しかし、Nokiaは大変な仕事を抱えている。Appleの「iPhone」は富裕層以外にも広く普及しており、iPhone向けソフトウェアを作成している開発者は膨大な数の「iPod touch」や「iPad」デバイスにもリーチできる。Googleの「Android OS」はiPhoneより新しいが、複数の大手携帯電話メーカーから毎週のようにAndroid搭載携帯電話の新機種が登場しており、アプリケーション市場も成熟してきている。
とはいえ、Nokiaの影響力は今でも強大だ。Gartnerの予測によると、2014年のスマートフォンOS市場において、「Symbian」とAndroidはほぼ同等のシェアを獲得し、Symbianが30.2%、Androidが29.6%になるという。その一方で、Research In Motion(RIM)の「BlackBerry OS」は11.7%、Appleの「iOS」は14.9%にそれぞれシェアを下げるとGartnerは予測している。
当然ながら、世界最大のキャリアの1社であるVodafoneは、高所得者のニーズに応えるだけでなく、世界中の一般の人々に新しいネットワーク機能を備えた新しくて高級な携帯電話を販売するというNokiaの取り組みに積極的に参加しているパートナーだ。
「北半球に住んでいようと南半球に住んでいようと、お金持ちであろうとそうでなかろうと、誰もがデータ顧客と見なされるべきだ」とVodafoneのCEOであるVittorio Colao氏は語った。
Appleの名前が出ることはほとんどなかったが、Nokiaは同社の最大の標的が誰であるかを明確に示した。Vanjoki氏は1996年に発売のNokiaの先駆的なスマートフォン「Nokia 9000 Communicator」を褒め称える前に、「業界の中には『革命的』という言葉を好き勝手に使っている者がいる」と述べた。
そして、Savender氏はNokiaの携帯電話について、「どんな持ち方をしても、毎日正常に機能する」と述べた。これは、Appleの「iPhone 4」のアンテナ問題と、本体を特定の持ち方で握って電波の減衰を最小限に抑えるという同社のアドバイスを指している。
Savender氏はAppleの極めてシンプルな製品ラインも批判した。「われわれの市場は世界全体だ。たった1つのデバイスで弊社の顧客すべてを満足させることはできない。ハイエンド市場に限ってみても、ユーザーにたった1つの機種しか提供しなければ、カメラであれ、ブラウザであれ、キーボードであれ、携帯電話自体であれ、妥協せざるを得なくなるだろう」(Savender氏)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス