市場調査会社Gartnerは米国時間9月10日、Nokiaが支援する「Symbian」とGoogleの「Android」が2014年にはモバイルOS市場を席巻するとの予測を示した。
Gartnerの予想によると、SymbianとAndroidは2014年には、世界のモバイルOS市場の59.8%を占有するようになる。内訳はSymbianが30.2%、Androidが29.6%という。
Androidはすでに市場をリードするSymbianとの距離を縮めつつある。2010年末にはAndroidが市場シェア17.7%を獲得し、シェア40.1%のSymbianに次ぐ第2位の座につくとGartnerは予想している。同調査会社によれば、Androidの2009年末時点におけるシェアはたったの3.9%だった。
Gartnerの予想はRIMの「Blackberry OS」やAppleの「iOS」にとっては不吉な内容になっている。2009年末にはそれぞれ19.9%、14.4%のシェアを擁していた両OSだが、2010年は17.5%、15.4%のシェアで市場第3位、4位に着地するものと見られている。ところが、SymbianとAndroidが急伸する2014年には、BlackBerry OSのシェアが11.7%、iOSのシェアが14.9%になるとGartnerは推測する。
GartnerはSymbianが2014年もモバイル市場をリードすると考える理由について「ボリュームと、マスマーケットに受け入れられる積極的な価格設定」を挙げる。一方のAndroidの成功要因については「コミュニケーションサービスプロバイダーのマーケティングとベンダーサポート」としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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