福井ケーブルテレビ(FCTV)はこのほど、同社が6月4日から開始している実証実験において、WiMAXによるフルハイビジョン(HD)映像の伝送に成功したと発表した。
今回の実験は、地域住民の安心・安全、地域からの情報発信および地域住民へのブロードバンドサービスのためのICT利活用インフラとして、WiMAXが実用に耐えうるかどうか検証するとともに、テレビ放送の簡易中継システムへの応用を念頭に、フルハイビジョン映像伝送実験を行ったもの。
実験にあたっては、FCTVの情報基盤構築と運用および地域インターネットサービスを提供するミテネインターネットと、フルハイビジョン映像伝送技術と商用無線ブロードバンドネットワーク構築の経験のあるIRIユビテックが協力・支援している。
今回の実験では、従来通信可能範囲は1〜3kmとされている市街地でも、8km以上の範囲で高スループットな通信が可能であることが検証された。FCTVでは、これによりインフラとしてのWiMAX利活用の可能性がさらに広がるものとしている。
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