イー・アクセス、慶應大学やWIDEとモバイルWiMAXを共同実験--ビジネスモデル面も検討

ニューズフロント2007年05月18日 14時30分

 イー・アクセス、慶應義塾大学SFC研究所のオープン無線プラットフォーム・ラボ、WIDEプロジェクトは、無線ブロードバンド規格IEEE802.16e(モバイルWiMAX)による各種通信実験を実施する。イー・アクセスが5月17日に明らかにしたもの。6月1日から8月31日までを目処に実験成果をまとめ、実験の延長/拡大を検討する。

 イー・アクセスらは、慶應大学の湘南藤沢キャンパス内にモバイルWiMAX屋外実験基地局とHSDPA対応W-CDMA基地局を設置して実験を行う。技術面の検証としては、郊外環境におけるスループット、ハンドオーバー、電波伝搬特性などの実験データ取得、モバイルWiMAXとHSDPA間のシームレス通信実験、仮想移動体サービス事業者(MVNO)向けの認証技術検証を予定している。

 さらに、地域振興プラットフォームとしての利用、地域間デジタルデバイドの解消、遠隔医療/介護への活用、災害/緊急通報システムとしての利用など、ビジネスモデル面の検討も行う。

 なお、イー・アクセスは2006年から東京23区内でモバイルWiMAXの実証実験を行っており、実験エリアの郊外への拡張、各種アプリケーション技術の検討、ビジネスモデルの可能性検討などを通じ、「モバイルWiMAXの事業化検討をさらに具体化する」としている。

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