福井ケーブルテレビ(FCTV、田崎健治社長)は4月11日、無線ブロードバン ド方式の1つであるWiMAXによるフルハイビジョン(HD)映像伝送実験に向け、 3月30日に総務省北陸総合通信局に実験局免許を申請し、受理されたと発表し た。
今回の実験は、地域での緊急災害対策や地域映像情報サービスのためのICT利活用インフラとして、低コストでの展開が期待されるWiMAXを導入するため、 WiMAXの有用性と実現性の確認を行うことが目的。
実験にあたっては、FCTVの情報基盤構築と運用、地域インターネットサービ スを提供するミテネインターネット(ミテネ、田崎健治代表)と、HD映像伝送 技術と商用無線ブロードバンドネットワーク構築で実績を持つIRIユビテック (ユビテック、荻野司社長)が協力。FCTVの免許申請などの行政対応から、基 地局の位置決めやパラメータ設計など最適なセル設計、IPネットワーク構築、 映像配信システム構築、実験運用まで支援する。
実験では、福井県福井市のミテネサービスエリア内に基地局1基を設置し、 電波伝搬性の確認、無線レイヤとIPレイヤのネットワーク堅牢性および復旧性 の確認、アプリケーション(HD映像伝送)動作の確認などを検証する。実施期 間は6月1日から6月30日までの予定。
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