デルは3月13日、ウルトラブックの新製品として「XPS 13」を同日より発売すると発表した。価格は8万9980円から。
最薄部は6mm、最厚部は約18mmで、重さは1.36kg。ボディに軽量カーボンファイバを使用した薄型軽量デザインを特長とする。11インチクラスのディスプレイに13.3インチのワイド液晶ディスプレイを搭載した「HD WLEDディスプレイ」には、強靱な「Corning Grilla Glass」を使用している。
デル マーケティング本部 コンシューマー&SMBブランドチームマネージャーの秋島健一氏はアップルのMacBook Airとの比較を意識し、「11インチクラスで比べれば、画面は24%面積が大きく、13インチクラスと比べると、ボディの大きさは14%小さい」とアピールした。ただし、XPS 13の解像度は1466×768(WXGA)で、MacBook Airの13インチモデルは1440×900(WXGA+)となっている。USBポートはUSB 3.0が1つ、USB 2.0が1つ。ほか、ヘッドホンジャックとミニディスプレイポートが付く。
CPUには第2世代インテル Core i5/Core i7 プロセッサとインテル HD3000 グラフィックスを内蔵。SSDは128Gバイトまたは256Gバイトとなっている。バッテリ時間は最長約8.88時間。モバイル用途に最適化されたSSDとIntel Rapid Startにより、起動速度は、1秒でスリープから復帰し、4秒で休止状態から復帰、8秒で電源オフから起動(パスワード入力画面まで)するという。
1月にラスベガスで開催された「2012 International CES」で発表され注目を集めた製品で、北米で2月28日に先行発売されている。
デル マーケティング本部 統括本部長の原田洋次氏はXPS 13について、「究極のモバイルソリューション。後発と思われるかもしれないが、後出しジャンケンで負けない。それだけ練った製品」と説明し、笑いを誘った。
XPS 13のターゲットは主に個人ユーザーだが、すでに多くの企業からも引き合いがあるという。「コンシューマーだけでなくプロシューマー、企業のお客様にも十分使っていただける製品」として、法人向けのニーズをカバーするため、OSはWindows 7 Home PremiumやWindows 7 Professional、Windows 7 Ultimateに対応するほか、企業のIT担当者の負担を軽減する訪問修理サービスなどをサポートする。
なお、デルではXPS 13の発売を記念したキャンペーンも実施。クイズに答えると、XPS 13でも使用しているカーボン素材のロードバイク「CLOLNAGO for FERRARI」(180万円相当)とシティバイク(40万円相当)をプレゼントするとしている。
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