Twitterは米国時間9月9日、特定の話題に関するグループを作成してツイートをやり取りできる新機能「Communities(コミュニティ)」のテストを英語圏で開始すると発表した。
この実験は、興味のある話題に関するツイートをより簡単に見つけられるようにするためのTwitterの取り組みに基づいている。Twitterは既に、ユーザーが特定のトピックをフォローできるようにしている。コミュニティ機能によって、さらに「親密」な会話が促進されることを同社は期待しているが、コンテンツモデレーションがさらに難しくなる可能性もある。
Twitterによると、実験の一環としてコミュニティでの会話は公開状態になるという。その点が「Facebookグループ」での会話とは異なる。ただし、将来的にコミュニティの会話をすべて公開状態にするかどうかを、Twitterはまだ明らかにしていない。ユーザーは、Twitterのルールに違反するチャットを報告することもできる。
各コミュニティには、Twitterによって承認されたモデレーターが存在する。モデレーターは、そのコミュニティにおけるルールを設定し、会話に参加するユーザーを招待できる。ダイレクトメッセージで招待されなければ、コミュニティに参加できない。
テスト段階におけるコミュニティでの話題としては、犬、スキンケア、星占いなどがあるという。「iOS」版アプリでは画面下のタブ、Twitter.comではサイドバーからこの機能にアクセスできる。「Android」版アプリではコミュニティのツイートを閲覧でき、それ以外の機能も近いうちに利用可能になるという。
Twitterは8日、コミュニティを利用できるユーザーの数を明らかにせず、現時点でグループチャットを作成できるのは「一部の人」だけだが、今後数カ月のうちに、より多くの人に拡大していくとした。一方、コミュニティへの招待は、世界中の任意のユーザーが受け取ることができる。
「このコミュニティはまだスタートしたばかりです。今後皆さんからのフィードバックをもとにテストや改良を重ね多くのことを学んでいきます」とTwitterは述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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