リッピング違法化、違法ダウンロード刑罰化--著作権法改正をどう思いますか?

2012年6月22日 17時08分

 違法ダウンロードの刑罰化などを盛り込んだ著作権改正法案が6月20日、参議院本会議で賛成多数により可決されました。これにより改正法案が成立し、10月1日からダウンロード刑事罰化が施行されます。


 これまでも音楽ファイルなど、違法にアップロードされたコンテンツをダウンロードすることは違法となっていましたが、罰則は設けられていませんでした。今回の法案が施行されると、これが親告罪として刑事罰化され、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金が科されることになります。


 また、CSSなどのコピー防止技術が著作権法上の「技術的保護手段」として扱われるようになることで、これまで個人のDVDをPCに吸い出す際のみ私的複製として見なされてきたDVDのリッピングが違法となります。


 今回の著作権法改正は、コンテンツ産業やそのコンテンツに触れる人々にどのような影響を与えるのでしょうか?パネリストの皆さんのご意見をお聞かせ下さい。


  • 西山圭
    西山圭さん (アサップネットワーク株式会社 代表取締役)
    まず、論点の整理と法案そのものの確認から。
    専門家のお二人のBlogをリンクしたいと思います。

    栗原潔弁理士
    (リンク »)
    壇俊光弁護士
    (リンク »)

    さて、これらの法案の成立を受けてですが
    私としては、「コンテンツ流通における寡占化」が進むと考えています。

    Youtubeでもニコニコ動画でもそうですが、今の音楽・映像メディアを支えるサービスは
    今回の法律に照らすと、少なくともサービス初期には、提供社あるいは利用者あるいは両方について、違法性が高いと考えられます。

    となると、今後のネットを中心とした新たなコンテンツサービスの展開において、
    これまでにも増して法的リスクが高まるわけで、
    株式公開企業、ならびに株式公開を考えているベンチャー企業は一般にこのような法的リスクに
    デリケートにならざるを得ません。

    となると、これらのサービスを担うリスクを負う企業は
     ・海外法人
     ・株式非公開企業
    などに限られると考えられるため、オンライン・オフライン問わず、こうした企業によるコンテンツ
    流通の寡占化が進んでいくのではないでしょうか。

    2012-06-22 11:34:32

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