先週末(9/10-13)は上海に行ってきました。上海では万博をはじめ、朝から深夜まで楽しくタメになったのですが、一方で最近では感じたことないような酷いストレスに苛まれました。
・・そう解ってはいたことなのですが、中国ではtwitterとFacebookに繋がらない。これは想像以上に辛かったっす。
ネットワークに参加できない自分は、まるで目や鼻をやられた状態でした。ぶっちゃけWebにどう接していいのかすらも見失う感覚に囚われました。
では、そんな中国ではソーシャルが普及してないかというとそうではなく、独自に中国ローカルのソーシャルメディアが猛烈な勢いでいま成長しています。
その筆頭格が、中国におけるFacebookである Renren(人人網)です。今日も中国な皆さんはソーシャルグラフをバリバリ活用し、情報の大海をスイスイ泳いでいます。
ソーシャルグラフとは、即ちソーシャルフィルターなのだと、最近ますます痛感してます。ループス斉藤さんのこの記事
(
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をご覧ください。
インターネットによって情報が大爆発したこの世の中は『ニュースをみつけにいくのではなく、ニュースが我々を見つける時代』を迎えています。文中の『必要な情報だけがソーシャルメディアを通じて我々の目に飛び込んでくる』時代となったのです。
(ミクシィ社のいう ソーシャルグラフ最適化が必要になるのか、社が次のGoogleになれるかどうか、はさておいたとしても)
だからこそ今回のオープン化戦略発表よりも、同時に発表した「中国Renrenと韓国Cyworldとの提携」 (
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には痺れました。(これはFacebook対抗策としてはかなーり可能性がある!と思います)
加藤は、今回のお題の問いかけである【Web=情報へのゲートウェイの役割はもはや検索エンジンではなく、既にソーシャルメディアにとって替わっている】ことは間違いないと思います。
そして中国の当局はそのことを十二分にわかった上で、twitterを、Facebookを 国内で利用できなくしている、のではないかと感じるのです。(だとしたら、どんだけアタマいいんだろう・・(;´∀`)
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最近よく『空想です』と前置いた上でお話するのですけど、、、
ひょっとしたら中国という国は 国内のネットワークと国外のインターネット網との間を遮断し、超巨大なイントラネットを作ろう、、としているのではないか、とも感じています。
国内勢力でほぼ寡占している中国のソーシャルメディアが、他国同様にWebへの玄関であるならば、それも十分に可能だろう ということです。マジで。
2010-09-16 01:34:37