あらためて、Web 2.0って何だったんだろう?

2007年11月19日 13時09分

 Web 2.0の提唱者、ティム・オライリーが10年ぶりに来日しました。新しい時代のウェブを表す言葉として一気に浸透し、一方でバズワード的に使われる向きもあった「Web 2.0」というキーワードが、改めて本人の口から語られることで息を吹き返したようにも思えます。オライリー氏は日本での講演の中でWeb 2.0を、「その形態はもちろん、ビジネスモデルも、どれだけ多くの人を巻き込んでいるかという点でも、まだ発展途上にある」と述べていますが、パネリストの皆さんはWeb 2.0というキーワードについてどのように考えているのでしょうか。またWeb 2.0が発展した姿とはどのようなものなのでしょうか。パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。


  • 加藤順彦 / @ykatou
    加藤順彦 / @ykatou さん (ベンチャー起業家を支援&投資する人)
    使われ方のバージョンアップと考えたらいいのではないでしょうか。インターネットから生まれたWebって最初から本質的に『インタラクティブコミュニケーションのための革命的インフラ』だったと思うんですよ。
    ヒトはそれを最初は調査したり閲覧したり、、情報やコンテンツの受信・調達・入手のために使っっていた。
    それが次の段階では、この使い方に加えて、更にWebを通じて己の思うところを発表したり表現したり、、自らが情報やコンテンツ、思考や思想の発信・伝達・共有のためにも使うようになった。本来の基本機能を使いこなせるようになったという進化。
    前世紀に『メディア』ってたっぷり権威化されてたんですね。だから反射的にそんな畏れ多いものに自分がなっていいのかなって最初ヒトは緊張していたんでしょう。Webにどんどん考えや感情を発表してもいいんだ!って、表現の自由が開放されちゃった。この気づきこそが2.0かな、と。
    もともとヒトが一番興味のあることって、自分のこと、関わりのあること、周りの人のこと、じゃないすか。ニュースや芸能人もそりゃネタとして興味はあるけど。だからSNSで一番よく見ているのは自分のページ、一番よく見るブログって自分のブログなんだ、と思います。
    2007-11-19 00:38:08

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