2007年後半のIT業界、注目株は何ですか?

2007年8月20日 11時49分

 CNET Japan 上半期の記事ランキングをみると、やはりiPhoneに関連した記事が人気でした。ほかにもAdobe「AIR」やMicrosoft「Silverlight」などのRIAプラットフォームの立ち上げ、続出するSecond Life参入企業、日本でも類似サービスが多く登場した「Twitter」、クチコミでユーザーを獲得した「顔ちぇき!」、「脳内メーカー」など、様々な話題がありました。すでに8月も半ばを過ぎましたが、下半期はどのようなサービス、製品、技術が人気を集めるのでしょうか。パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。


  • 松村太郎
    松村太郎さん (ジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ)
    1位「Re:blog」
    Twitterクローンが大量発生している様子を見てBlog方面のトレンドの伸びにはまだまだ爆発力がある。そのラインでの「次」は、Tumblrのような、Blogやmini Blog(Twitterなど)、FlickrやYouTubeといったリッチコンテンツ、フィードなどを上手く集約したCGMの集約サイト、パーソナルポータル、とでも言うべき?存在。これはCGMに欠けているコンテンツの編集の役割も果たしてくれるし、「reblogging」という情報流通の新しい流儀も規定していく。日本ではこの役割をSNSが担ってくれるとしっくり来そうなんだけれども。

    2位「ウィジェット、ミニアプリ」
    iPhoneは、各種機能がウェブベースのウィジェット形式で導入され、ウィジェットが増えることで機能が拡張されるようになった。お題に出ていた顔チェキや脳内メーカーなどのヒットを見るに、ウィジェット型コンテンツの普及の流れは日本には絶好のチャンス!ケータイやデスクトップのウィジェットやミニアプリのカタチでヒットするゲームやツールが量産される。この過程で、ウェブやモバイルの新しい技術がいち早く試され、マッシュアップされる場になるので注目だ。当然新しいタイプの広告やキャンペーンの媒体にもなる。

    3位「Appleの薄型サブノート」
    僕が欲しい、と言うだけなんだけれども、10月までOSの次期ヴァージョンであるMac OS X 10.5 Leopardを先延ばししたからには、新しいOSのパワーやクールさをまとったノートPCを打ち出してくるのではないか。ディスプレイや新しいiMacがあまりに印象を変えていたので。想像してみてください、iMacに付属してくる新しいApple Keyboardのデザインが埋め込まれているノートPCですよ。薄さ、シンプルさ、素材感。魅力的じゃないですか。全体的なデザインシフトとともに、LEDディスプレイ、Multi-Touchインターフェイスなどが導入されると、新しいモバイルPCのスタンダードになるかも知れない。

    4位「YouTubeケータイ」
    iPhoneは視聴可能だけれど、アップロードできるケータイを日本で。アメリカでYouTubeデジカメを出したカシオあたりから。

    5位「タッチパネルのiPod」
    Appleネタの2本目になってしまうが、ビデオを見るのに最適で、ストレスのない操作性を実現するiPhone譲りのiPod。
    2007-08-18 03:07:29

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