マルチフォトカラリオ「EP-901F」のあるワークスタイル（前編）

　諏訪さんが働くバーは、実にシンプルな作りである。お客様もお酒と会話だけを楽しむためにやって来るように思える。「そういうお客様が多いのは、もちろんです。でも、多忙を極めているお客様の中にはパソコンを開く方もいますし、商談をするお客様もいます。」そのため、無線LAN環境を整えたと言う。「ネットに接続してメールチェックや企画書を作成する方もいますね。さらに、これからは無線LANに対応したEP-901Fが入ったことで、企画書をプリントアウトというサービスもできる。必要な紙資料をその場でコピーして、お客様に手渡すことも可能です。ただお酒を楽しむというだけではなく、ビジネスの場としてもバーという空間を活かすことができると思います。」また、無線LANだけではなく、Bluetooth通信（オプション）や赤外線通信、メモリーカードなど様々な方法でプリントできるというのも「EP-901F」の特長である。

「確かに、Bluetooth通信や赤外線通信、メモリーカード、USB接続は使える機能ですよね。」このバーでは、前もって相談すれば結婚式の二次会、DJパーティーといったことを貸し切りにして行うこともできる。そのとき、集まった人々が撮る写真がその場でプリントアウトできるというわけだ。「携帯電話でも、デジカメでもすぐにプリントできる。しかも、大型タッチパネルですから、どの写真にするかを選びながらプリントすることも可能です。パーティーを盛り上げる1つのツールとして活用できますよね。」プリント方法もL判、A4サイズというだけではなく、1枚に2面、4面、20面、楕円などいろいろなレイアウトでプリントすることもできる。写真の配置を変更することも可能だ。「プリンターが自動的に色補正してくれますからね。室内で色かぶりしてしまった写真も、とてもキレイにプリントされるのがうれしい限りです。」

　パーティーシーンで撮影された写真、友人に見せたい写真をその場で写真用紙にプリントする。デジカメのモニターや携帯電話の液晶画面で見るものとはまた違った印象を与える。「高画質で、想像以上にキレイだったのには驚きました。」しかも、プリント前に「EP-901F」で写真の補正ができる。人物、風景、夜景など写真によって補正モードを切り替えたり、セピアやモノクロのフィルタもかけられる。さらに、明るさ、コントラスト、シャープネスなど細かな調整で好みの写真がプリンターだけで作成できるのもメリットだ。「補正の結果をはっきり確認できるのはいいですよね。」そうしてプリントした写真を、パーティーに集まった人や友人に贈るのもいい。そんなときに活用できるのが、オーダーシート。最大30枚の写真をプリントしたオーダーシートに、用紙サイズ、枚数をペンでマークし、スキャンすることで次々に焼き増し風プリントができる。「様々な場面で、多彩な機能を活かせますから、EP-901Fはお店の戦力といっても過言ではないと思います。」