Googleは米国時間3月18日、AIモデル「Gemini」に、授業や会議のメモ、文書、スライド、メールのやり取り、レポートなどをポッドキャスト風の会話に変える機能を導入すると発表した。同社の生成AIノートツール「NoteBook LM」の「Audio Overview(音声概要)」機能をGeminiに取り入れることで、複雑な情報をより理解しやすくする狙いだという。
Googleによると、アップロードされたファイルをもとに2人のAIホストが会話する。ホストは内容を要約し、トピック同士の関連を示し、活発に意見交換して「独自の見解」を提供する。
この新機能は英語に対応し、同日よりGeminiと「Gemini Advanced」の加入者向けに世界中で提供が開始された。今後、他の言語にも対応する予定だ。GoogleやOpenAIなどの企業は、ユーザーのタスクや意思決定を支援するパーソナルアシスタントのように機能するAIを開発すべく、ツールの拡充を続けている。
GoogleはGeminiとGemini Advancedの加入者向けに、「Canvas」というインタラクティブなスペースも同日より提供する。ここでは文書やコードを作成、下書き、洗練させることができるほか、リアルタイムでフィードバックやプレビューを確認できる。文書に関しては、全体または一部(論文やスピーチの一段落など)のトーンや長さ、書式を調整できる機能も備わっている。
Googleの発表この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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