ZTEジャパンは1月14日、折りたたみスマートフォン「nubia Flip 2」、トリプルカメラ搭載の「nubia S 5G」、タブレット「nubia Pad SE」を発表した。
スマホは2機種ともに、ソフトバンクの「ワイモバイル」ブランドで販売する。nubia Flip 2は1月16日に予約の受け付けを開始、同23日に発売し、販売価格(以降、価格はすべて税込み)は8万5680円。新規またはのりかえ(MNP)で料金プラン「シンプル2 M/L」に加入、「新トクするサポート(A)」を利用するなどにより、総額は1万9680円になるという。
nubia S 5Gは1月16日に発売し、販売価格は2万1996円。新規またはのりかえ(MNP)でシンプル2 M/Lに加入した場合、一括での価格は1円としている。
nubia Flip 2は、本体サイズが高さ約170mm×幅76mm×奥行き7.5mm、重さが約191gで、折りたたみ時が高さ約87mm×幅76mm×奥行き15.8mm。手のひらサイズで持ち運びやすいデザインを採用したという。「ホワイト」「ブラック」「ブルー」の3色を展開する。
外部には通常のメインディスプレイと比率を合わせた、約3インチのサブディスプレイを搭載。サブディスプレイ向けUIやウィジェットなどが不要でスマホ向けアプリを利用でき、通知の管理、音楽の操作、NFC決済などをスマホを開かず操作できるとしている。
メインディスプレイは約6.9インチ、「MediaTek Dimensity D7300X」を搭載し、RAMは6GB、ROMは128GB。バッテリー容量は4300mAhで、IPX2の防水とIP4Xの防じんに準拠し、顔・指紋認証や「おサイフケータイ」に対応する。
カメラシステムは、メインが約5000万画素と200万画素のダブルカメラで、インカメラが3200万画素。ジェスチャー撮影のほか、AIを活用した「マジック消しゴム」「ボケ補正」、自動で他人の顔を認識してステッカーを付与する「フェースステッカー」といった機能を利用できる。
通話時の録音機能は、電話アプリに加えて「LINE」「Facebook」などの通話時にも利用できるほか、相手への録音開始アナウンスのオンとオフを切り替え可能となった。また、AIを活用して通話中の11言語を通訳可能。AI通訳は対面時も活用できるとしている。
nubia S 5Gは、本体サイズが高さ約168mm×幅77mm×奥行き8.7mm、重さが約197gのコスパ追求モデル。「ブラック」「ホワイト」「ライトパープル」3色を展開する。
ディスプレイは約6.7インチで、「Unisoc T760」を搭載。RAMは4GB、ROMは128GBで、「microSDXC」最大1TBを外部メモリーとして利用できる。バッテリー容量は5000mAhで、顔・指紋認証やおサイフケータイに対応。IPX5/8の防水、IP6Xの防じんに加え、MIL規格16項目にも準拠するという。
カメラシステムは、メインが約5000万画素、ポートレート約200万画素、マクロ約200万画素のトリプルカメラで、インカメラは約1600万画素。AIを活用したマジック消しゴムやボケ補正、フェースステッカーといった機能を利用できる。また、通話や通訳といった音声向けのAI機能も利用可能だ。
nubia Pad SEは、本体サイズが高さ約168mm×幅257mm×奥行き7.65mm、重さが約515g。約10.95インチのディスプレイに4つのスピーカーを搭載し、本1冊分の重さ、ノート1冊分の薄さで映画館を超える映像体験を提供するという。
CPUはUnisoc T760、RAMは6GB、ROMは128GBで、RAMは最大6GBを拡張可能。バッテリー容量は7510mAhで、メインカメラが約1300万画素、インカメラが約500万画素となる。
メーカー希望小売価格は2万9800円で、1月17日から順次発売するとしている。
3機種は、ブランド理念として「個性と革新を次世代へ」を掲げ、若い世代向けに個性とライフスタイルを重視する「nubia」ブランドの新ラインアップ。
なかでも今回の発表の目玉は、折りたたみスマホのnubia Flip 2だ。前モデル「nubia Flip 5G」と比較して折り目のフラット差を25%改善、本体を10%軽量化した一方で、メインディスプレイの傷への耐性を約2倍、落下時の耐衝撃性能を3倍に強化。ヒンジは約30万回の開閉に耐え、毎日100回ほど開閉しても10年は持つという、耐久性を大幅に強化したモデルとなる。
前モデル「nubia Flip 5G」(価格をAmazonでチェック)
ZTEジャパン 商品企画部本部 本部長 鄧鵬(ピーター・デン)氏は、「折りたたみスマホについてユーザー調査をしたところ、購入に踏み出せない理由として高価格であることと、壊れやすさという先入観があることとの2点が大きかった。価格をワイモバイルに尽力していただきつつ、(ユーザーに)『絶対大丈夫』と思っていただけるよう、筐体設計を見直した」と話す。
ZTEジャパン 取締役副社長 モバイルターミナル事業最高責任者 黄凱華(コウ・ガイカ)氏は、「社内では、前回(nubia Flip 5G)はウォーミングアップ、今回はマイルストーンという表現をしており、日本で本格的なマーケットを立ち上げていきたい」。2月1日には、イメージキャラクターに俳優の山﨑賢人さんを迎えた新CMも開始するという。
加えて、今回はワイモバイルブランドでの発表となったが、SIMフリー向けモデルの展開も構想中であることも話した。
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