ZTEジャパンは3月14日、ハイエンドブランド「nubia」(ヌビア)として展開するSIMロックフリースマートフォン「nubia Flip 5G」(ヌビア フリップ ファイブジー)と「nubia Ivy」(ヌビア アイヴィ―)を発表した。同日から順次発売する。
nubiaは、中国のスマートフォンメーカーとなるZTEが、ハイエンドブランドという位置づけで中国、東南アジア、欧州、ラテンアメリカ、中東、アフリカなどで展開。Flip 5GとIvyは、日本で展開する第1弾製品となる。
Flip 5Gは、広げると約6.9インチ(2790dpi×1188dpi)となる有機ELディスプレイを搭載した、折りたたみ式スマートフォン。メーカー希望小売価格(以降、価格は全て税込)は7万9800円で、「Amazon.co.jp」などで発売する。
本体サイズは、展開時が高さ約170mm×幅76mm×奥行き7.3mm、重量が約214g。折りたたみ時は高さ約88mm×幅76mm×奥行き15.5mmのコンパクトサイズとなり、丸型デザインの約1.43インチ(466dpi×466dpi)サブディスプレイを搭載する。折りたたんだ状態でも通知の確認や着信の応答が可能だ。
OSは「Android 13」で、CPUは「Qualcomm Snapdragon 7 mobile platform Gen 1 2.4GHz+2.36GHz+1.8GHz」、RAMは8GB、ROMは256GB。
カメラ機能では、約5000万画素+約200万画素(被写界深度カメラ)仕様のメインカメラと、約1600万画素のサブカメラを搭載する。
このほか、「おサイフケータイ」や短時間でバッテリーを充電できる急速充電機能、通話相手に録音開始を通知して詐欺や迷惑電話の被害を防ぐ迷惑電話対策機能なども搭載する。
nubia Ivyは、約6.6インチでフルHD+(2408dpi×1080dpi)のディスプレイを搭載したスマートフォン。メーカー希望小売価格は3万1880円。
本体サイズが高さ約166mm×幅76mm×奥行き8.6mm、重量が約194gで、側面にロック解除用の指紋認証センサーを搭載。また、顔認証にも対応する。
OSはAndroid 13で、CPUは「MediaTek Dimensity 700 2.2GHz+2.0GHz」、RAMは6GB、ROMは128GB。
カメラ機能では、約5000万画素+約200万画素(被写界深度カメラ)+約200万画素(マイクロカメラ)のトリプルカメラ仕様のメインカメラと、約800万画素のサブカメラを搭載する。
このほか、IPX5/7相当の防水性能とIP6X相当の防じん性能を備える。またFlip 5G同様に、おサイフケータイ、急速充電、迷惑電話対策機能なども搭載する。
中国のZTEは、世界160カ国以上の国と地域に、携帯電話や通信機器などのサービスを提供。日本でも各通信事業者などを通してWi-FiルーターやIoT商品、スマートフォンなどを展開している。
ZTEジャパン 代表取締役社長を務める周涛氏は、「2008年に日本市場に進出し、16年間にわたり継続的に研究開発に投資し、市場のニーズに応える高品質な製品を提供してきた」と振り返る。
一方、ZTEはnubiaをハイエンドブランドとして、中国などのさまざまな国・地域で展開。日本でもFlip 5GとIvyを皮切りとして、特徴のある手頃な値段、同社が10年以上培ってきたアフターサービスや品質管理などを武器に本格展開していくという。
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