筆者はキラキラしたものが好きだが、Ultrahumanが発表した金とプラチナ製のスマートリング「Rare」は、見たことのないレベルのハイテクな輝きを放っている。
Rareは砂丘をモチーフにした3種類のスマートリングのコレクションで、ラスベガスで開催中のCES 2025で米国時間1月7日に初登場した。「Dune」と「Desert Rose」は、ロンドン貴金属市場協会の認定業者から調達した18金、「Desert Snow」はpt950のプラチナを採用している。
Ultrahumanは既存のスマートリングの高級版として、Rareシリーズをデザインした。スマートリング分野では現在、サムスンとOuraが優位にあるが、他社も独自の製品で足場を築こうとしている。Ultrahumanもその1社だ。
既存の機種と同様に、Rareも睡眠、運動、心拍数、心拍変動、ストレス、皮膚温度など、さまざまな健康追跡機能を実現するセンサーを搭載している。
Ultrahumanの創業者で最高経営責任者(CEO)のMoht Kumar氏によると、貴金属製のスマートリングを開発するという決定は、人々がすでに既存のUltrahuman製リングを本格的なジュエリーのように扱っていることを踏まえたものだという。「私たちは、婚約のプロポーズや大切な人への贈り物など、多くの社交の場でRing AIRを使っている人々を目にしてきた」と同氏は語る。
しかし、こうした高級スマートリングの製造には課題もある。「金やプラチナなどの貴金属は美観に優れているが、スマートリングの形状で構造的な完全性を維持しながら、『より過酷な』使用状況にも耐えられるように加工するのは、これまで困難だった」とKumar氏は語る。こうした素材を加工するには「高度な技術」が必要だという。
これらの製品は1月中にロンドンのセルフリッジズ百貨店とパリのプランタン百貨店で発売予定で、価格は1500~1800ポンド(約29万~35万円)。これには、補償・特典プログラム「UltrahumanX」への無期限アクセスと、既存および今後提供される分析ツール「PowerPlugs」への無料アクセスも含まれる。
Ultrahumanは現在、欧州の一流百貨店以外でのRareリング販売について決まった計画はないものの、ニューヨーク、ドバイ、インドでの販売を検討中だ。
Rare
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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