LINEヤフー、リモートワーク縮小 理由は?--「原則週1出社」カンパニー部門社員に適用

 LINEヤフーは12月13日、プロダクト創出力の向上を目的に、2025年4月より出社日を設けると発表した。カンパニー部門の社員には原則週1回の出社を、開発部門やコーポレート部門などカンパニー以外の部門に所属する社員には原則月1回の出社を求める。

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 LINEヤフーの前身となるヤフーは、2014年より働く場所や環境を選択できる人事制度「どこでもオフィス」を導入。2020年にはリモートワークの回数制限を撤廃していた。また、LINEも2021年より組織や職種の特性に応じてオフィスワークとリモートワークを組み合わせる制度を導入してきた。両社の合併後は「LINEヤフー Working Style」としてリモートワークを導入していた。

 今回、出社日を設ける理由について同社は「さらに新しいプロダクトを生み出すためには、コミュニケーションの質を強化することが必要だと考えている。リモートワークの良さを活かすとともに、対面でのコミュニケーションの良さを今まで以上に取り入れるために、今後は出社日を設け、新しい働き方を目指す」と述べた。

 テック企業によるリモートワーク縮小の動きは加速している。例えばAmazonは週5出社を義務化した。GoogleやMetaも週3日の出社を義務化している。また、最近は宇宙開発のSpaceXで目覚ましい成果を挙げるイーロン・マスク氏もリモートワークには完全否定の立場だ。

 なお、SNSでは、リモートワークの生産性の低さを指摘する投稿もある反面、「リモートワークは満員電車のストレスから開放されるメリットがある」「『ずっとリモートワーク』を信じて郊外に家を建てた人はどうなる」などの投稿も見られた。

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