サムスンは米国時間9月26日、ニューヨークの「Samsung 837」ストアでイベントを開催し、649.99ドル(約9万4500円)のスマートフォン「Galaxy S24 FE」を発表した。799.99ドル(日本では12万4700円)の「Galaxy S24」より低価格ながら、最新のAI機能を搭載している。同国では10月3日に注文受付を開始する。
Galaxy S24 FEはGalaxy S24の機能の多くを搭載しており、これには「リアルタイム通訳」、 「かこって検索」、写真から不要なオブジェクトを削除する「生成AI編集」、メモの書式設定、翻訳、要約をする「ノートアシスト」などの「Galaxy AI」機能も含まれる。Galaxy S24と同様、7年間のソフトウェアアップデートとセキュリティアップデートが提供される。
Galaxy S24 FEは6.7インチのAMOLEDディスプレイと4700mAhのバッテリーを搭載している。このスマートフォンを少し触ってみたところ、デザインは2023年の「Galaxy S23 FE」に似ていると感じた。6.4インチのGalaxy S23 FEより、わずかに縦に長いことが分かる。バッテリーは、Galaxy S23 FEの4500mAhから4700mAhに増えた。
Galaxy S24 FEの背面には、5000万画素のメインカメラ、光学3倍ズームの800万画素望遠レンズ、1200万画素の超広角レンズが搭載されている。AIを活用したカメラエンジン「ProVisual Engine」により、ディテールやテクスチャーが向上するという。
筆者はハンズオンの際、Samsung 837のショールームで、マフィンやチョコレートが並べられたキッチンカウンターの写真を数枚撮影してみた。
広角、超広角、望遠のすべてで撮影した写真では、マフィンの質感がよく表現されているが、スマートフォンのカメラが現実世界でどのように機能するかをより正確に把握するには、さまざまな明るさ環境で撮影する必要があるだろう。
1000万画素の前面カメラで撮影した写真は、筆者の顔をうまく捉えているが、背後の詳細、例えば背景にいる人々や肩越しに見える看板などはぼやけている。
Galaxy S24 FEは、Galaxy S24やGalaxy S23 FEで採用されたQualcomm製プロセッサーではなく、サムスン製「Exynos 2400e」を搭載する。ゲーム中の冷却性能を高める大型のベイパーチャンバーも備える。色は、ブルー、ミント、グレー、グラファイト、イエローの5色展開。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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