LIFULLは9月26日、同社が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」(ライフルホームズ)の「AIホームズくんBETA LINE版」を、住宅弱者の相談にも対応できる仕様にアップデートしたと発表した。
LIFULL HOME'Sは、高齢者、外国籍、LGBTQ、生活保護利用者など住まい探しに困難を抱える住宅弱者と呼ばれるユーザーに対して、不動産会社を検索できるサービスLIFULL HOME'S「FRIENDLY DOOR」を提供するなど、サポートに取り組む。
AIホームズくんBETA LINE版は、LINEで住み替えについて相談すると、「AIホームズくん」から回答がある24時間対応のサービス。今回はこれを住宅弱者向けの相談に対応できる仕様にアップデートしたほか、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ポルトガル語など、60カ国の言語でも相談を行えるようにした。
LIFULL HOME'Sが2022年に実施した「住宅弱者の住まい探しに関する実態調査」では、多くの住宅弱者が住まい探しでさまざまな困難に直面していることが明らかになったという。しかし、住宅弱者の中には「家族や身近な人には相談しにくい」など、人に直接相談することに心理的なハードルを感じているケースも少なくない。
今回のアップデートにあたっては、住宅弱者の当事者や住宅弱者をサポートをした経験のあるユーザーに、想定されるシーンや質問のヒアリングを行ったという。また、AIホームズくんからの回答にもフィードバックをもらい、内容を回答に反映した。
LIFULLは今後も、住宅弱者のユーザーが住まいについて相談しやすい世界の実現を目指していくという。
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