口コミ情報サイトを運営するYelpは、Googleを独占禁止法違反の疑いでサンフランシスコの連邦地裁に提訴した。Googleが検索市場での独占的地位を利用して、ローカル検索における競合他社に対して不公正な商慣行を行っていると主張している。
Yelpは、レストランやクリーニングサービスなどの事業者に関するレビューや、メニュー、営業時間などの情報を提供している。
Yelpの最高経営責任者(CEO)であるJeremey Stoppelman氏は、同社のウェブサイトに掲載した記事の中で、「Googleは、ユーザーに最高の情報を提供するという公言した使命を放棄し、一般検索における独占的地位を不正に乱用して、ローカル検索およびローカル検索広告の市場を支配している。検索結果の質を低下させ、競合他社を市場から排除することで、市場力を高めるという反競争的な行為を行っている」と述べた。
Googleの広報担当者であるPeter Schottenfels氏は、「Yelpの主張は新しいものではない」と述べた。「同様の主張は何年も前に連邦取引委員会(FTC)によって退けられ、最近では司法省の裁判で判事によって退けられた。Yelpが言及している決定の他の側面については、われわれは控訴している。GoogleはYelpの根拠のない主張に対して断固として抗弁する」
訴状(PDF)この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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