米司法省がGoogleの分割を選択肢の1つとして検討していると、Bloombergが米国時間8月13日に報じた。
最近下された画期的な判決で、米連邦地裁のAmit Mehta判事は、Googleが競争を阻害し、独占的かつ制限的な契約を他社と結んだことで、反トラスト法に違反したと裁定。判決文で、「Googleは独占企業であり、独占を維持するために独占企業として行動してきた」と述べた。
特に、同社とAppleやサムスンなどのスマートフォンメーカー、およびMozillaとの契約を批判した。これらの企業は契約の下、デフォルトの検索エンジンとしてGoogleを採用することを義務付けられた。Googleは、「iOS」デバイスのデフォルトの検索エンジンとしての地位を確保するために、Appleに年間180億ドル(約2兆6400億円)を支払っていると伝えられている。他の企業への支払額は合計で年間80億ドル(約1兆1800億円)以上とされる。
Googleは、これらの支払いが理由で自社の検索エンジンが繰り返し選ばれていることを否定している。同社の国際問題担当プレジデントであるKent Walker氏は、「この判決は、Googleが最高の検索エンジンを提供していることを認める一方で、それを容易に利用できるようにすべきではないと結論付けている」と述べた。
Googleは控訴する意向を明らかにしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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