ソフトバンクは6月6日、オンライン専用ブランド「LINEMO」(ラインモ)の新料金プラン「LINEMO ベストプラン」「LINEMO ベストプラン V」を発表した。ともに7月下旬以降に開始する。
LINEMO ベストプランでは、毎月のデータ使用量に応じて2段階の月額基本料を自動的に適用する。月額基本料はデータ使用量が3GB以下なら990円(以降、価格は全て税込)、3~10GBまでが2090円。データ使用量が10GBまでの場合に最安になるという。
また、オプションとして5分以内の国内通話が無料となる「通話準定額」を550円で、「通話定額」を1650円で提供する。
LINEMO ベストプラン Vでは、5分以内の国内無料通話とデータ通信がセットになる。データ通信はベストプラン同様に2段階制となり、20GBまでの場合の月額基本料は2970円、30GBまでの場合は3960円。オプションとして「通話定額 for LINEMO ベストプラン V」を1100円で提供する。
いずれものプランも、国内へのSMS送信料は3.3~33円。また、8日間キャンセルを除き加入月内に解約した場合、契約解除料として990円が発生する。
ベストプランとベストプラン Vの提供開始に先立ち、6月14日から9月末まで、「LINEMO ベストプラン発表記念キャンペーン」を実施する。
990円の月額基本料で提供する「ミニプラン」の(1)新規契約者、もしくは(2)ミニプランへ変更かつエントリーした契約者に対し、データの追加購入にかかる金額(1回当たり550円/1GB)を毎月最大7回分割り引く。ミニプランを10GBまで、月額990円で利用できるという。なお、(1)(2)いずれの場合も10月1日、LINEMO ベストプランに自動移行するとしている。
今回発表した2つのプランは、従来のデータ容量が3GBとなる「ミニプラン」だと容量が足りないというユーザーの声や、スマートフォンユーザーの4人のうち3人は毎月のデータ使用量が10GB以下というMM総研の調査結果などを考慮して提供するという。
ソフトバンク 専務執行役員 コンシューマー事業推進統括の寺尾洋幸氏は、ソフトバンクが展開するソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO(旧LINEモバイル)の3つのブランドにおける、過去5年分の転入数を紹介する。
従来はソフトバンクからその他2ブランドへの転入が多かったが、2022年頃からソフトバンクへの転入も増え、現在は転入数がほぼ拮抗する形で落ち着いているという。
「ブランドのすみ分けについて質問されることが多かったが、ブランド間に流出することでグループの中にとどまる動きができている。また、3つのブランドそれぞれのポジショニングを取った時に『1人で低容量』という部分が手薄になっており、この部分を強化することで全体をカバーできる。大容量・経済圏・家族などを生かしたソフトバンクと、シンプルでお店のサポートがあるワイモバイル、シンプルなLINEMOという3つのブランドをうまくミックスしてユーザー基盤を最大化し、PayPay、ヤフー、LINEといったソフトバンク周辺の経済圏を拡大していきたい」(寺尾氏)と話した。
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