リンクジャパンと日鉄興和不動産は4月4日、2023年12月に竣工した分譲マンション「リビオ浦安北栄ブライト」において、4月上旬から入居を開始したと発表した。
千葉県浦安市北栄に位置する本物件は、リンクジャパンのスマートホームサービス「eLife」(イーライフ)を全戸に標準導入し、スマートホームと、かかりつけ医によるオンライン診療サービスを実装する。
入居者は「HomeLink」(ホームリンク)アプリを使うことで、家電の遠隔操作やセンサーとの連動操作が可能になるだけでなく、本物件から徒歩圏内に位置する「浦安ツバメクリニック」の診療を、スマホやタブレットによって自宅で受けられる。
また、在宅調剤サービスを展開するメディバリーと提携し、オンライン服薬指導、薬の宅配予約、支払いまでをワンストップで行うことも可能だ。
浦安ツバメクリニックの代表医師である坂井正弘氏は、「これまでのオンライン診療サービスは、受診の度に担当医師が変わってしまうことが多く、継続的な診療を受けにくい点がデメリットだった。しかし徒歩圏内にある病院との連携であれば、必要に応じて身体診療も取り入れ、オンラインでもかかりつけ医による継続的な診療ができる」という。
また、リンクジャパンでホームIoT統括事業部ディレクターを務める土橋照之氏は、「IoTによって日常生活のログをためていくことで、認知症の初期症状をAIで検知するなど、さまざまな可能性を考えて現在も開発を行っている」とコメントした。
「リビオ浦安北栄ブライトは、忙しい子育て世代に、ゆとりと快適な生活を提案することがコンセプト。今後は内科の浦安ツバメクリニック以外にも、近隣の皮膚科や眼科と提携し、受診可能なオンライン診療サービスの幅を広げていきたい。家事代行サービスや訪問介護サービスとも連携しているHomeLinkによって、購入後もアップデートし続ける物件として価値を提供していきたい」と、土橋氏は展望を語った。
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