6回表は、R3BIRTH。まずは「MONSTER GIRLS」から。3Dモデルが歌い踊る映像を背景に、R3BIRTH特有の日本語、英語、中国語が織りませられたダンスナンバーでかましていく。「Vroom Vroom」でも炎が吹き上がる演出やムーディな曲調のなかで、キレのあるダンスパフォーマンスで魅了するものとなっていた。
6回裏は、Sunny Passion。アニメ「ラブライブ!スーパースター!!」では、Liella!のライバルユニットとして登場。ライブイベントには、2022年3月や4月に開催されたLiella!2ndライブにゲスト出演して以来、約2年ぶりのステージとなった。「HOT PASSION!!」では、ノリノリでパッション全開というぐらいのはじけるようなパフォーマンスを見せ、「Till Sunrise」では、トロピカルでも夜の空気感を醸し出すようなダンサブルなステージで、明るい気持ちにさせてくれるステージだった。
実況ブースにマイクが移り、解説の矢野さんが不在というところに目が行きつつも、藤井アナと樋田アナによる軽妙なトークが展開。そして、シークレットとなった7回に突入する。
その7回表は、ニジガクによる「ラジオ体操第一(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 Ver.)」。ステージには、矢野さんも含めたニジガクキャスト陣がジャージ姿で登場し、おなじみのラジオ体操第一を、矢野さんが声を出す形で実施。体操を進めるなかでは腕を回すところで、客席では頭上でブレードをグルグル回すファンが多く見られていた。
そして7回裏は「ラブライブ!スーパースター!!ユニット新曲メドレー」。初お披露目となる新曲としてCatChu!の「ディストーション」、KALEIDOSCOREの「ニュートラル」、5yncri5e!の「Jellyfish」を、それぞれショートバージョンをパフォーマンス。それぞれユニットの持ち味を発揮するようなステージを見せていた。
そのまま8回表となり、登場したのはQU4RTZ。本来4人ユニットではあるが、近江彼方役の鬼頭明里さんは、スケジュールの都合で両日とも不在。加えてDay.1は相良さんも欠席ということもあり、ここでは指出さんと田中さんの2人よるステージに。まず歌ったのは「PASTEL」。会場を鮮やかに彩るようなポップソングを明るく歌えば、「Beautiful Moonlight」では大人な雰囲気を醸し出すステージを展開し、2人の歌声でハートを引きつけるものとなっていた。
8回裏は、CYaRon!。明るく元気なイメージが強いCYaRon!ではあるが、1曲目はバラードソングの「夜空はなんでも知ってるの?」。予想外だったファンも多かったようで、どよめきが起きつつも、しっとりと歌声を響かせる。2曲目は一転しての「元気全開DAY! DAY! DAY!」で、3Dモデルのメンバー映像が流れるなかで元気に躍動。間奏では紙吹雪を飛ばすCYaRon!砲を発射したり、マイクを手にサングラスをかけてコール&レスポンスをしつつ、最後までサングラスをかけたまま歌いきるという、CYaRon!のユニットライブを見ているとクスッとくる、そうでなくても思わず笑ってしまうようなエンターティナーぶりを存分に発揮していた。
ライブも終盤というところの9回表は、5yncri5e!が登場。まずは「A Little Love / 5yncri5e!」で、ダンスユニットとしてのフォーメーションダンスを駆使したパフォーマンスを展開。キレのあるダンスとともに、曲中やラストで見せる指ハートも目を引くものに。さらに「Dancing Raspberry」では、大人びた雰囲気が漂うシティーポップの曲調にのせて、見る人のハートをつかむようなダンサブルなステージを展開した。
本編ユニットパートのトリとなる9回裏には、DiverDivaが務める。まずは「SUPER NOVA」で、宇宙を感じさせるEDMサウンドに、セクシーなダンスやラップを織り交ぜながら披露。さらに「Shadow Effect」でもサイバー感があふれる曲調のなかで、ときにはクラップも交えて一体感を高めつつ、息のあったダンスとともに伸びやかに歌っていた。
ここで一区切りとなるなかで“アンコール”や“延長戦”を求める声があがるなか、実況ブースが映し出され、藤井アナから延長戦決定の告知がなされると、大歓声。スコアボードには11回まで表示され、延長戦がスタートする。
期待が高まるなか、樋田アナが10回表に登場するユニットとして「スペシャルファンシーユニット」とコールすると、まだ全貌がわかってないこともあってかざわつく場内。そして登場メンバーならびに、ステージに登場したキャストがわかると、まさかの光景に大歓声がわき上がる。この延長戦は作品やグループ、そしてユニットの枠を超えたキャストと楽曲の組み合わせによるステージで、クロスオーバーユニットがパフォーマンスする形となった。
改めて10回表はスペシャルファンシーユニットが、Aqours楽曲の「待ってて愛のうた」(諏訪さん、指出さん、岬さん、青山さん)を披露。オリジナルメンバーの諏訪さんに3人が加わるなかでのステージで、それぞれが歌い出すと歓声があがるのも印象的に。ポップな曲調と情緒的な雰囲気がただようなかで、穏やかな表情を浮かべながら歌い、最後にポーズを決めると、さらなる歓声が沸き上がっていた。
10回裏はスペシャルピュアユニットが、Liella!楽曲の「キラーキューン☆」(斉藤さん、大西さん、林さん、薮島さん、坂倉さん)を歌う。Liella!ライブでの盛り上げ曲でありキラーチューンでもある楽曲を、アップテンポな曲調にのせて軽快なラップパートも交えつつも“キュンキュン”させるようにパフォーマンス。間奏ではおなじみの、手を銃のように見立てて撃つときも、それぞれに個性的な撃ち方したうえ、斉藤さんは3連発で華麗に決めていた。
11回表はスペシャルエレガントユニットが、蓮ノ空楽曲の「明日の空の僕たちへ」(鈴木さん、小宮さん、前田さん、小泉さん、結那さん、花宮さん)を歌唱。エモーショナルな気持ちにさせる楽曲を、それぞれが持つまっすぐな歌声で心に届けていた。
延長戦ラストとなる11回裏は、スペシャルプリティーパワフルユニットがニジガク楽曲の「全速ドリーマー」(降幡さん、内田さん、Liyuuさん、絵森さん、菅さん)のステージに。ニジガクの全体曲ではあるが、R3BIRTHのユニットライブ&ファンミーティングで披露した際、フィットネスや筋トレの要素も交えた振り付けになっていた、体育会系楽曲と呼べるもの。キャスト陣が野球のユニフォームをイメージした衣装で登場するなか、スクリーンにはリズムゲーム風の映像演出を映し出しつつ、元気に躍動。終盤では組体操の扇を披露する一幕もありつつ、最後までやり切って決めポーズで締めくくった。
ステージには、「ラブライブ!シリーズのオールナイトニッポンGOLD」でメインパーソナリティを務める降幡さん、大西さん、大熊さんが登場。3人で結成したユニット「Ai ScReam(アイスクリーム)」のアピールを行いつつ、出演者全員がステージ上に姿を見せる。各学校の代表者が挨拶を行うなかでは、田野さんが久々のステージでやっと会えたことや、初めてSaint Snowのステージを見た観客も多かったことから、喜ぶ一幕も。そして歓声を聞きながらまた歌えると思ってなかったこと(※前述のSaint Snow単独ライブはコロナ禍で行われたため)や、ライバルユニットでも応援いただいたことに感謝の言葉を送っていた。吉武さんもSunny Passionとしては2年ぶりにステージで、声出しライブが初めてということで、すごく嬉しかったことを語っていた。
最後は、出場ユニットの健闘をたたえるということで、全員で「LIVE with a smile!」を斉唱。各校の仲の良さも感じさせるところもあれば、実況ブースでは、矢野さんはもとより、藤井アナと樋田アナも両手にブレードを持って振る光景も。場内が一体感に包まれたなかで、キャスト陣が横一列で手をつなぎ、選手宣誓を行ったみらくらぱーく!が締めの挨拶を行い、実況ブースからも終幕の挨拶を行って締めくくり、舞台をDay.2へと移していった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」