ソニーグループと科学雑誌「Nature」は3月6日、女性研究者を対象にしたアワード「Sony Women in TechClick here to change the story titlenology Award with Nature」を創設したと発表した。研究とキャリア形成において重要な時期にある優れた女性研究者を支援していく。
科学、エンジニアリング、数学を含むテクノロジー分野において地球や社会にポジティブなインパクトをもたらす研究を進めている、キャリア初期から中期の女性研究者3名を表彰するとのこと。受賞者には、研究活動を推進するための賞金25万USドルが授与されるとともに、Natureのウエブサイトで研究成果を発表する機会が与えられる。
応募受付期間は3月6日から5月31日まで。応募資格は、女性であると自認し、数学や科学、工学等のあらゆる領域において、テクノロジーの研究開発に従事する人。大学や研究機関、または大学からのスピンアウト企業に勤務する研究者とのこと。トランスウーマン、ジェンダークィア、ノンバイナリーの人々も含まるほか、パートタイムや契約の職員も対象になるとのこと。博士号の有無は問わない。3名の受賞者は、大学の学部卒業後25年未満のキャリア中期の研究者から選出され、さらに、その内最低1名は学部卒業後15年未満のキャリア初期の研究者となる。
審査委員会は、Nature編集長のマグダレーナ・スキッパー氏やソニーグループ執行役専務CTOの北野宏明氏に加え、テクノロジーや科学分野の第一人者で構成されるとのころ。受賞者は2025年初頭を目途に発表予定だ。
スキッパー氏によると「現役の研究職のうち、女性は30%程度に過ぎず、とくにテクノロジーの分野では5分の1にも満たない」とのこと。ソニーとNatureは今回の賞を通じて、研究とキャリア形成において重要な時期にある優れた女性研究者を支援していく。
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