Dynabook、10.1型店頭向け2in1デタッチャブル「K2」--大人も使えるGIGA向けノートPC

 Dynabookは2月7日、10.1型液晶搭載の2in1デタッチャブルPC「dynabook K2」を発表した。

 2月16日から個人向けモデルとして販売する。GIGAスクール向けの子どもの学習用PCのほか、大人のセカンドPCといった活用も想定するという。

キャプション

 dynabook K2は、キーボードドックからタブレット本体を取り外すことで10.1型タブレットとして使用できる、デタッチャブルタイプのPC。「dynabook K1」の後継機という位置づけだが、しばらくは併売する予定だ。カラーは「ブラック&ベージュ」のみで、店頭予想価格(税込)は9万円台後半。

dynabook K2の位置づけ
dynabook K2の位置づけ

 キーボード接続時の本体サイズは、高さ約23.3mm×幅248.5mm×奥行き185.5mm。重さは、タブレット本体は約590g、キーボード接続時は約1097g。タブレットをキーボードドックに接続できるように、キーボードドック側にガイド(突起部)を設けている。

キャプション
キャプション

 キーボードは、キーピッチが17mm、キーストロークは1.4mmで、キーキャップの左右には外れにくくする突起(アンカー)を備える。

キャプション

 ディスプレイはノングレア仕様のタッチパネル付きWXGA液晶で、細部まで思い通りに表現できる充電式アクティブ静電ペンが付属する。なお、ペンはキーボードドックに設けたスロットに収納できる。

キャプション

 また、キーボードドックやバッテリーの位置を見直し、重心を低くすることで、安定した入力操作を実現。スペースを広く使える自立型デザインやタブレット側に集約したインターフェースなど、使いやすさを追求したとしている。

 Dynabook 国内マーケティング本部 国内商品開発部 国内B2C開発担当 グループ長を務める河本能規氏は、「今回、一番注目していただきたい点は、デザインが新しくなったこと。従来のK1はシルバーで、スタイリッシュな形のデザインを採用していた。今回は筐体のベースは黒だが、ふちの部分は暖かみのあるベージュで、リラックスや安心感といった親しみがあるデザインにした」とアピールする。

キャプション

 筐体の外周には、滑りにくく耐衝撃性に優れた熱可塑性ポリウレタン(TPU)を新たに採用。ゴムのようにしなやかな弾力性と硬質プラスチックのような強さを併せ持つTPUで本体外周を覆い、落下などの衝撃に対する堅牢性を強化している。通常のプラスチックに比べて摩擦係数の高いTPUを採用し、机の上などで横滑りしにくく、手になじんでつかみやすいほか、角に丸みを持たせたデザインにより、コーナー部分からの衝撃を和らげられるという。

 Dynabook 国内PC事業本部 国内マーケティング本部 副本部長を務める荻野孝広氏は、「GIGA(スクール向けPC)全般に言われたことが、お子さまはどうしても乱雑に扱ってしまうということ。あそこが壊れた、ここがうまく動かなくなったなどが多かったことが反省点。改良を加えて堅ろう性を増しつつ、使い勝手を向上させた」と話す。自社品質試験のほか、米国国防総省制定のMIL規格に準拠したテストも実施する予定だ。

キャプション
キャプション
(左から)Dynabook 国内マーケティング本部 国内商品開発部 国内B2C開発担当 グループ長 河本能規氏、Dynabook 国内PC事業本部 国内マーケティング本部 副本部長 荻野孝広氏
(左から)Dynabook 国内マーケティング本部 国内商品開発部 国内B2C開発担当 グループ長 河本能規氏、Dynabook 国内PC事業本部 国内マーケティング本部 副本部長 荻野孝広氏

 OSは「Windows 11 Pro」で、CPUはインテルの「Celeron N4500プロセッサー」を搭載。メモリは8GB、ストレージは256GBで、インタフェースに周辺機器との接続や充電にも対応するUSB3.2(Gen1)Type-Cコネクター2基、USB3.2(Gen1)Type-Aコネクター、microSDメモリカードスロットなどを採用する。また、タブレットの前面(約200万画素)と背面(約500万画素)には、2つのカメラも搭載する。

キャプション

 バッテリー性能は、動画再生時で約6.5時間、アイドル時で約16.0時間。30分の充電でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる「お急ぎ30分チャージ」にも対応する。周囲からのノイズを抑え自分の声も相手の声も聞き取りやすくする「AIノイズキャンセラー」、キー操作(「Fn」キー+「A」キーを同時に押す)だけでマイクのオンとオフを素早く切り替えられる「ワンタッチマイクミュート」などの機能も搭載する。

 Officeソフト「Microsoft Office Home & Business 2021」に加え、クラウドストレージ「OneDrive」100GBなどの有料サービスを1年間無料で使える「Microsoft 365 Basic」も新たに搭載している。

キャプション
キャプション
キャプション
キャプション
プレスリリース

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]