日本電気(NEC)は1月24日、新筐体採用に伴う拡張性や機能の強化および、インテル第13世代CPUまたは、AMD製Ryzen 5プロセッサ搭載による性能向上を図ったタブレットPCやモバイルノートPCなど、ビジネス・教育向けPC「VersaPro」シリーズの新商品6製品14モデルの販売を開始したと発表した。同社の直販サイトNEC得選街などで購入できる。
ラインアップは、モバイルノートPCの「VersaPro UltraLite タイプVG」「VersaPro UltraLite タイプVN」。ビジネスノートPCの「VersaPro タイプVE」「VersaPro タイプVW」。タブレットPCの「VersaPro タイプVS」および、SOHO・中小企業向けのビジネスノートPC「VersaPro タイプVF」の6製品。
新商品では、全6製品にバッテリー駆動時間を延ばす「ロングバッテリーモード」、PCを使わない夜間に自動で休止状態に移行しバッテリーの消費を抑える「スマートスタンバイ」の設定(PC本体へAC電源を接続せずスリープ状態にしていた場合を想定)を新たに用意。
さらに、オンラインミーティング時のサウンド品質を向上させる「ヤマハ製AudioEngine」には、声を拾う範囲を広げることが可能な「ノイズ抑制レベル調整」や、自分の声がどう聞こえるかを確認できる「マイクテスト機能」を追加。利便性を向上することで、ハイブリッドワークをはじめとする昨今の多様な働き方を幅広いラインアップで支援する。
モバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVN」では、従来モデルの軽量1Kg未満を継承しつつ、狭額縁デザインの採用により、従来に比べ垂直方向に約11%表示領域が広い13.3型(16:10、従来は16:9)IPSワイド液晶を搭載した新筐体を採用。出荷開始は、1月29日。希望小売価格(税別)は、35万8000円〜。
Intelの第13世代プロセッサの搭載や容量を増大したLバッテリーの選択肢を新たに追加。メモリは、8GB/16GBと新たに32GBを追加した3パターンから選択可能。
また、USB Type-Cポートを1つ追加して2ポートに強化したほか、USB Type-A×2ポート、格納式有線LANポート、HDMIポートと合わせて、周辺機器との接続による拡張性を確保する。
14型液晶を搭載しながら重量約825gのフラッグシップモバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVG」でも、新たにIntel第13世代プロセッサを搭載している。出荷開始は、1月29日。希望小売価格(税別)は、43万7000円〜。メモリは、8GB/16GBから16GB/32GBに選択肢が変更されている。
ビジネス向けのA4ノートPC「VersaPro タイプVW」では、マルチタスクに強いAMD Ryzen 5(7535U)プロセッサおよび、DDR5メモリを新規で搭載し、基本性能を強化。光ドライブの有無も指定できる。
また、「VersaPro タイプVE」とSOHO・中小企業向けの「VersaPro タイプVF」は、従来の15.6型HD液晶に加え、15.6型フルHD液晶が選択可能。用途に応じて、光ドライブの有無も指定できる。
出荷開始は、2月15日。タイプVWの希望小売価格(税別)は、28万5000円〜。タイプVEは、22万6500円〜。SOHO・中小企業向けのタイプVFは、オープン価格となっている。
タブレットPC「タイプVS」では、従来比約45g軽量化した約728g、薄さ約10.5mmの12.3型液晶画面を搭載した新筐体を採用。出荷開始は、2月26日。価格は、28万5800円〜。
新たにIntelの第13世代プロセッサの搭載やWi-Fi 6E対応、USB Type-C×3ポートを装備するとともに、LTE/5GやvPro Essentialsが選択可能となっている。メモリは、8GB/16GBと新たに32GBを追加した3パターンから選択可能。
オプションにおいても、充電式デジタイザーペンでは充電時間を従来の約2時間から約24分に短縮。カバーとしても利用可能なマグネット着脱式キーボードでは、PC本体に合わせて従来の約350gから約300gに軽量化(本体装着時には合計約95gの軽量化)を図り、タッチパネル操作や手に持って作業を行う用途への利便性に配慮したという。
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