Appleは、「Vision Pro」ヘッドセットの出荷開始から数週間後、そして6月の「Worldwide Developers Conference」(WWDC)の数カ月前となる春に向けて、新たなデバイスを準備しているようだ。複数の報道によると、Appleは早ければ3月か4月にも、スペックアップした新型「MacBook Air」「iPad Pro」「iPad Air」の発売を検討しているという。
MacRumorsの報道から、Appleの新しいMacBook Airは、「M3」チップを搭載し、13インチと15インチの両方が同時発売となる可能性がある。実現すれば、2023年6月に初の15インチMacBook Airが登場してから1年足らずでのリリースとなる。
2023年リリースの14インチおよび16インチのMacBook Pro、24インチの「iMac」はいずれもAppleの最新M3チップを搭載するが、今春登場する新型iPad Proも、M3チップを搭載する可能性がうわさされている。
またBGRの報道によると、新しいiPad Proは有機ELディスプレイを採用し、これまでで最も薄型かつ高価格になるという。有機ELディスプレイはすでに最新の「iPhone」シリーズ(「iPhone SE」を除く)および「Apple Watch」モデルで採用されているが、iPadへの搭載はこれが初めてとなる。
有機ELディスプレイが採用されれば、iPadの現行のLCDディスプレイより優れたコントラスト比とバッテリー寿命が実現するだろう。また、iPad Proの軽量化も考えられる。有機ELパネルはその性質上、完璧な黒と鮮やかな色をLCDより効率的に表現できるほか、ビデオゲームをプレイしたりアクション映画を見たりする場合に応答速度が高まる。
新しいiPad Proでは、「ProMotion」テクノロジーの可変リフレッシュレート範囲が現行の24~120Hzから10Hz未満にまで対応できるようになる可能性もある。「iPhone 14 Pro」シリーズと「iPhone 15 Pro」シリーズは1~120Hzの可変リフレッシュレートを実現しているため、写真などの静的コンテンツを表示したり「常にオン」モードに設定したりしている場合に、貴重なバッテリー寿命を節約できる。
また、11インチと12.9インチの両モデルで、カメラモジュールの出っ張りが目立たないようにデザインが変更されるほか、ワイヤレス充電システム「MagSafe」に対応するようだ。
さらに、新しい「iPad Air」の開発も進んでおり、2022年3月以来のリリースが計画されているという。うわさによれば、第6世代のiPad Airは10.9インチと12.9インチのモデルが用意され、「M2」チップを搭載するほか、カメラモジュールの設計が見直され、「Wi-Fi 6E」をサポートする見込みだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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