Googleは「Pixel」シリーズのスマートフォンを所有するユーザーに対し、デバイスが正しく動作しているかを自己診断できるツールを提供開始した。現時点では米国、英国、カナダ、オーストラリア、および欧州の国または地域が対象だ。
電話アプリで「*#*#7287#*#*」とダイヤルすると、スマートフォンの「Pixel Diagnostics」モードが直ちに起動する。フル診断(テスト項目は全部で31件)を実行するオプションが一番上にあり、テスト項目を個別に実行するためのセクションがその下に並んでいる。
すべてのPixelスマートフォンで利用できるこのアプリでは、デバイスのさまざまな点について、正しく動作していることを確認するためのテストを提供している。外観、センサー、接続性、カメラ、オーディオ、画面、「その他」のセクションがあり、それぞれのセクションがさらに細かい項目に分かれていて、ユーザーが問題を特定できるようになっている。
外観上の欠陥に関するテストでは、単純にどこか壊れている部分があるかと尋ねる項目に対して「Yes」か「No」を選択し、それ以外のテストでは診断が実行される。このツールには、ジャイロスコープ、GPS、カメラ、タッチスクリーン、バックライト、スピーカー、マイク、気圧計、有線およびワイヤレス充電、指紋スキャナー、NFCなどに対するテストが含まれている。
このツールでは実際に修理することはできないが、どこに問題があるかを特定し、修理した後にデバイスが正しく動作していることを確認できる。このツールがリリースされる数日前には、Appleも独自のセルフサービス修理診断ツールを米国でリリースしていた。
Googleは、これに加えて新しい修理マニュアルを公開して、ユーザーが自分でスマートフォンを修理する作業を少し簡単にしている。修理に関するサポートページには、「Google PixelまたはGoogle Pixel Tabletをご自身で修理する場合は、iFixitからGoogle純正のパーツを入手できます」と書かれている。現時点では、「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」「Pixel Fold」の英語版マニュアル、および「Pixel 7」シリーズのフランス語版マニュアルが公開されている。また、iFixitから純正パーツを入手できるのは、米国、英国、カナダ、オーストラリア、および欧州の国または地域となっている。
12月上旬にリリースされた12月のPixel向け「Feature Drop」には、「修理モード」が含まれていた。これは、サムスンの機能と同様に、修理に出すなどして第三者に端末を渡す場合に、データへのアクセスを制限するモードだ。
Googleの発表この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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