Appleは米国時間12月14日、「iOS 17.3」のパブリックベータ1をテスター向けにリリースした。開発者向けベータのリリースから2日後、「iOS 17.2」のリリースから3日後となる。今回のアップデートは複数の新機能とバグ修正を提供するものだ。
ベータ版のダウンロードは、メインのデバイス以外で行うことをお勧めする。これはiOS 17.3の完成版ではないため、バグが多かったり、デバイスのバッテリー持続時間が短くなったりする可能性がある。
iOS 17.3ベータ1で追加された新機能は以下の通りだ。ただし、iOS 17.3の正式リリース時に提供される新機能はこれだけとは限らず、これらの機能が必ず搭載されるとも限らない。
AppleはiOS 17.3ベータ1で盗難デバイスの保護機能「Stolen Device Protection」を導入した。この機能について同社は次のように説明している。
盗難デバイス保護機能のテストが開始された。この新機能は、万が一あなたのiPhoneが誰かに盗まれ、パスコードも知られてしまった場合に、セキュリティのレイヤーを追加するものだ。
保存されたパスワードにアクセスするには、本人確認のために「Face ID」が必要となる。
「Apple ID」のパスワードなど重要な設定の変更は、セキュリティディレイによって保護される。
「iPhone」が職場や自宅などいつもの場所にある場合は、ディレイは必要ない。
米CNETのDavid Lumb記者によると、一部の重要な設定を変更する場合、セキュリティディレイという仕組みによって、1時間後に再度Face IDや「Touch ID」による生体認証が求められるという。
Appleは6月のWWDC23でApple Musicの共同プレイリスト機能を発表し、これをiOS 17.2の一部のベータ版に搭載した。しかしiOS 17.2の正式版ではこの機能を削除した。iOS 17.3ベータ1ではこの機能が復活し、複数の人がApple Musicで共有プレイリストを編集、管理できるようになった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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