グーグルは12月11日、「2023年Google検索ランキング」を発表した。
2023年1月1日〜11月20日の期間に世界や日本で検索された言葉のほか、2023年は「Google検索」誕生から25年周年となるため、「Googleトレンド」の提供開始以降(2004〜2023年)で最も検索された言葉などを発表している。
2023年に全世界で最も検索された言葉は、「Songs」カテゴリーでYOASOBIの「アイドル」が1位を獲得。鼻歌で曲を検索する「Hum to Search」でも3位に入ったほか、藤井風さんの「死ぬのがいいわ」が9位となり、日本の楽曲が2曲ランクインしている。また、「Games」で7位となった「スイカゲーム」は、日本では1位にランクインしている。
2004年以降に世界で最も検索された言葉としては、アニメカテゴリーでは「NARUTO−ナルト−疾風伝」、テーマ音楽では「スーパーマリオブラザーズ」、ビデオゲームでは「マインクラフト」になるという。このほか、「渋谷スクランブル交差点」「ポケモン」「サッカー」「クリスティアーノ ロナウド」「BTS」「BLACKPINK」「lol」などが多かったという。
毎年発表している日本国内におけるカテゴリー別のランキングでは、「スポーツ」「スポーツ選手」「人物」「ドラマ」「映画」「アニメ」「ゲーム」「レシピ」「歌詞」の9カテゴリーについて、上位10までのランキングを発表。2023年はスポーツの世界大会が複数開催されたことにより、大会や競技がランクインしている。
スポーツカテゴリーでは、侍ジャパンが米国を下し、3大会ぶり3回目の制覇を果たした「WBC」が1位。なでしこジャパンが準々決勝敗退となった「女子サッカーワールドカップ」が2位にランクインした。このほか、日本男子がアジア1位となり、2024年開催予定のパリ五輪への出場権を獲得した「バスケ ワールドカップ」が4位、38年ぶりに日本一となった「阪神 優勝」も10位に入っている。
スポーツ選手カテゴリーでは、WBC優勝経験者として活躍した「ダルビッシュ 有」選手が2位、ペッパーミルパフォーマンスが大流行した「ラーズ ヌートバー」選手が4位にランクインした。
ドラマカテゴリーでは、TBSの日本劇場「VIVANT」が1位、2023年の大河ドラマ「どうする家康」が2位となっている。
映画カテゴリーでは、宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」が1位にランクイン。4位には、TVゲームを映画化した「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が入っている。
アニメカテゴリーでは、主題歌も大ヒットとなった「【推しの子】」が1位。魔王を倒した後の勇者たちの話を描く「葬送のフリーレン」が4位。プリキュアシリーズ20作目となる「ひろがるスカイ!プリキュア」が8位にランクインした。
ゲームカテゴリーでは、2023年になり人気が急上昇したスイカゲームが1位にランクイン。また、ハリー・ポッターの世界を舞台としたアクションRPGの「ホグワーツ・レガシー」が2位。1986年に初代を発売し、ユーザーから支持され続けている「ゼルダの伝説」の最新作「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が3位となった。
レシピカテゴリーでは、「ゴーヤチャンプル」(1位)や「ピーマンの肉詰め」(4位)など料理名で検索されるものや、「鶏胸肉」(3位)「スナップエンドウ」(5位)など材料名での検索。「きのう何食べた?」(2位)や「月読君の禁断お夜食」(9位)など、人気ドラマに出てきたレシピの検索も多くみられた。
2023年に「Googleレンズ」で検索された画像のランキングとして、「猫」「犬」の2カテゴリーも発表。猫カテゴリーは、1位にトラネコ、2位にドメスティック・ショートヘア、3位にマンチカン、犬カテゴリーは、1位に柴犬、2位にトイプードル、3位に秋田犬がランクインした。
このほか、「2023年 都道府県別 Google検索ランキング」や「2023年の世界のトレンド」なども発表している。
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