Microsoftは米国時間12月4日、「Seeing AI」アプリを「Android」向けに提供開始したことを明らかにした。同アプリは「iOS」「iPadOS」向けには以前から提供されていたが、今回「Google Play」ストアでも入手できるようになった。現在18言語に対応しており、2024年には36言語に拡大する計画だという。
Seeing AIは、ユーザーの周囲の状況を音声で説明するアプリで、視覚に障害のある人がメールを読んだり、商品を認識したり、写真の説明を音声で聞いたりできるよう支援するものだ。ユーザーは、スマートフォンのカメラを向けることにより、カメラの前にあるものの説明を音声で聞くことができる。
このアプリは、さまざまなタスクを対象とした複数のカテゴリーで構成されている。例えば、「短いテキスト」はテキストがカメラの前に表示されると瞬時に読み上げる機能、「人」は周りの人々を識別する機能、「通貨」は現金を識別する機能、「風景」は撮影した風景を音声で説明する機能で、画面上で指を動かすことによって、さまざまな物体の位置を音声で聞くことができる。Seeing AIは、手書きのテキストを読み上げたり(一部の言語のみ)、色を識別したりすることも可能だ。
Android版には、iOS/iPadOS版で最近提供された新機能も搭載されている。写真についてさらに詳しい情報を提供する機能と、スキャンしたドキュメントについて質問(メニューの内容や領収書の品目の価格など)したり、要約を求めたりできる機能だ。
Seeing AIの紹介ページ(Microsoft)この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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