リコーは11月8日、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンドとして、「RICOH Innovation Fund」を設立したと発表した。B2B領域におけるイノベーションの創出を目指し、スタートアップへの投資を実行していくという。
リコーはこれまで、業種に特化したCVCやアクセラレータープログラム「TRIBUS」を運営し、オープンイノベーションを推進。今回のRICOH Innovation Fundでは、市場や技術の変化が早い事業・技術分野において、社内でのR&Dに加え外部企業との事業連携や協業を通じて事業開発の加速に取り組んでいくという。
主にオフィスや現場での創造的な仕事の支援や、デジタル・ワークプレイス実現のための新しい技術やサービスを有するスタートアップへ投資していく方針。リコーの有する資産やリソースの活用、グローバルの顧客接点力との連携により、スタートアップの成長を支援する。
主な投資対象は、「“はたらく”に歓びを」を実現するための領域としており、コミュニケーションやコラボレーションを通じて新たなアイデアや価値を生み出す創造的な仕事を支援するほか、デジタルな仕事空間の提供などをしていくとのこと。
今回のファンドは、SBIインベストメントをゼネラルパートナーとしている。ファンド規模は約50億円で、運用期間は10年間となる。
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