時には、非常にシンプルなアップデートがユーザー体験を大幅に向上させることがある。iOS版「Google Chrome」の最新アップデートもそうしたケースだ。このささやかだが便利な機能は、それほど重要に思えないかもしれないが、これまで多くの人に待ち望まれていたものだ。
Googleは米国時間10月31日、iOS版のChromeユーザーはアドレスバーを表示させる位置を選択できるようになったと発表した。これによって、画面の下部と上部のどちらに表示するかを選ぶことができる。
アドレスバーを画面下部に配置すると、インターネットをブラウジングする時に、画面上部まで指を伸ばす必要がなくなり、親指がバーにはるかに届きやすくなる。
移動させるには、アドレスバーを長押しするだけでよく、この操作で「Move Address Bar to Top(アドレスバーを上部に移動)」というオプションが表示される。下部に戻したければ、同じようにアドレスバーを長押しして「Move address bar to bottom(アドレスバーを下部に移動)」をタップすればいい。
iOSのデフォルトブラウザである「Safari」ユーザーには、「iOS 15」がリリースされた2021年からこの機能が提供されている。だが、アドレスバーの位置を切り替えるには、「設定」アプリを開く必要があり、Googleの新機能と比べて操作がやや複雑だ。
ただし「Android」ユーザーにとっては残念なことに、Googleはengadgetに対し、当面はこの機能をAndroidに搭載する計画はないと語っている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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