Appleは米国時間10月25日、「iOS 17.1」の配信を開始した。今回のアップデートにはいくつかの新機能と不具合の修正が含まれるが、日記アプリ「ジャーナル」など注目されている一部の機能はまだ搭載されていない。
iOS 17.1で追加される新機能や対応された不具合は以下の通りだ。
フランスの全国周波数庁(ANFR)は9月、欧州が定める比吸収率(SAR)の規制値を超えていることからAppleに対して「iPhone 12」の販売を一時的に停止するよう命じていた。Appleは今回のアップデートでこの問題に対処したことを報告している。
iOS 17.1では、スタンバイモードを20秒後にオフにするか、まったくオフにしない、または「自動」でオフにするかを選択できる。同社によると、「自動」を選択した場合、iPhoneを使用しておらず、夜寝ているときなど部屋が暗いときにディスプレイがオフになるという。この設定は常時表示ディスプレイを搭載している「iPhone 14 Pro/Pro Max」「iPhone 15 Pro/Pro Max」で利用できる。
Apple Musicに新しいボタンが追加され、楽曲を素早く「お気に入り」に登録できるようになった。曲の再生中にiPhone上のウィジェットを見ると、曲名の近くに星の輪郭が表示されている。この星をタップすると、その曲が「お気に入り」に追加される。
お気に入りに登録したすべてのプレイリスト、アルバム、曲を新しい方法で見つけることもできるようになった。Apple Musicで対応するカテゴリーに移動し、画面右上のボタンをタップして、「Favorited」(お気に入り)をタップしよう。
iOS 17.1ベータ版では、曲のおすすめも表示される。
「iOS 17」では、AirDropがアップグレードされて新機能「NameDrop」が追加された。NameDropを使うと、2台のデバイス同士でタップして連絡先情報を交換できる。デジタルの名刺交換のようなものだ。今回、2台のiPhoneがWi-Fiで通信できる範囲内にない場合でも、モバイルデータ通信を使ってAirDrop経由で情報を送受信できるようになった。
iOS 17.1では、懐中電灯をオンにすると、画面上部のDynamic Islandに小さな懐中電灯のマークが表示される。この機能は、Dynamic Islandが搭載されている「iPhone 14 Pro/Pro Max」「iPhone 15」シリーズで利用可能だ。
そのほか、「Apple Watch」を移行したときや初めてペアリングしたときに、利用頻度の高い場所のプライバシー設定がリセットされることがある問題などを修正している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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