Googleの新型スマートフォン「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」は、2030年まで「Android」のソフトウェアアップデート、「Pixel Feature Drop」およびセキュリティアップデートが受けられることになった。米国時間10月4日のイベント「Made by Google」で発表された、7年間にわたってアップデートを保証するこのポリシーは、従来の「Pixel 6」「Pixel 7」シリーズ向けに同社が保証した内容から大幅に向上している。Pixel 6とPixel 7では、ソフトウェアアップデートは3年間、セキュリティアップデートは5年間の提供とされていた。
GoogleのPixelはこれまで、毎年恒例の大型ソフトウェアアップデートを他の機種に先駆けて提供されるAndroidスマートフォンの1つだったが、ソフトウェアアップデートの保証年数ではサムスンに後れを取ってきた。サムスンの「Galaxy S」および「Galaxy Z」シリーズは、4年間のソフトウェアアップデートと5年間のセキュリティアップデートを保証している。Googleは前回、Pixel 6で自社のポリシーを延長したが、それ以前はPixelスマートフォンがソフトウェアアップデートとセキュリティアップデートを受けられる期間は3年間に限られていた。
ただし今回の新ポリシーでも、Androidスマホのアップデート保証期間としては最長の事例ではない。現時点で最も長いのは、少なくとも8年間の保証をうたう「Fairphone 5」だ。
アップデート保証期間が7年間と定められたことにより、Pixel 8とPixel 8 Proのソフトウェアアップデートおよびセキュリティアップデートのサポート期間は、Appleの「iPhone」に近い水準になる。Appleは、iPhoneのアップデート保証期間についてはっきりした数字を公表していないものの、「iPhone 8」と「iPhone X」は2017年から2023年まで、通算5回のiOSの大型ソフトウェアアップデートの対象となってきた(「iOS 17」以降は対象外)。とはいえ、セキュリティアップデートについては、Appleは2023年に入り、2015年モデルの「iPhone 6s」以降に対して「iOS 15」への新たなアップデートを提供した。つまり、iPhone 6sには8年間にわたりセキュリティアップデートが適用されていることになる。
Pixel 8シリーズ向けソフトウェアアップデートに関するGoogleの発表この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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