グーグルは10月4日、スマートフォン「Google Pixel 8/8 Pro」と、「Google Pixel Watch 2」を発表した。「Googleストア」などで販売する。
Pixel 8 Proは、「Bay」「Porcelain」「Obsidian」の3色展開で、Googleストアの販売価格(以降、価格は全て税込)は15万9900円から。Pixel 8は、「Hazel」「Rose」「Obsidian」の3色で11万2900円から。
Pixel Watch 2は、Googleストアの販売価格が5万9800円のLTEモデル、5万1800円のWi-Fiモデルを用意する。いずれも、10月4日23時半から予約を受け付け、10月12日に発売する。
Pixel 8 Proは、本体サイズが高さ162.6mm×幅76.5mm×奥行き8.8mm、重さが213g。ディスプレイは6.7インチ、LTPO OLEDの「Super Actua display」(1344×2992ドット)で、最大輝度が1600ニト、ピーク輝度が2400ニト。
内蔵メモリーはRAMが12GB、ROMは128GB、256GB、512GBを用意し、バッテリーは標準5050mAhとなる。
カメラは、前面が1050万画素、画角95度。背面には約5000万画素の広角カメラ、4800万画素の超広角カメラ、4800万画素の望遠カメラを搭載し、4K動画を撮影できるほか、Pixelシリーズとして初めて「ビデオ夜景モード」を追加した。同様に、シリーズとして初めて温度計機能を搭載し、身の回りの表面温度をマイナス20度から150度の範囲で測定できる。
Pixel 8は、本体サイズが高さ150.5mm×幅70.8mm×奥行き8.9mm、重さが187g。ディスプレイは6.2インチ、OLEDの「Actua display」(1080×2400ドット)で、最大輝度が1400ニト、ピーク輝度が2000ニト。
内蔵メモリーはRAMが8GB、ROMは128GB、256GBを用意し、バッテリーは標準4575mAhとなる。
カメラは、前面が1050万画素、画角95度。背面は約5000万画素、超解像ズーム最大8倍の広角カメラ、1200万画素の超広角カメラを搭載し、4K動画を撮影できる。
Pixel 8/8 Pro共通の仕様として、プロセッサーを「Google Tensor G3」にアップデートしている。ディスプレイは最大120Hzで、IP68の防水、防じんに準拠。カメラの機能としては対象物の削除などができる「消しゴムマジック」などに加え、グループ写真の中から最適な表情を選択できる「ベストテイク」などを新たに追加した。
加えて、消しゴムマジックを動画向け機能としても採用。ノイズや周囲の声、風の音などを聞き分けてそれぞれの音の大小をコントロールできるようになった。
OSアップグレード、新機能とセキュリティのアップデートは両機種ともに、最低7年間提供する予定だ。
Pixel Watch 2は、本体となる「アルミケース」が「Matte Black」、「アクティブバンド」が「Obsidian」のセットのほか、「Polished Silver アルミケース/Bay アクティブバンド」「Polished Silver アルミケース/Porcelain アクティブバンド」「Champagne Gold アルミケース/Hazel アクティブバンド」の4種類を展開する。
バンドは、セットとして同梱するアクティブバンドのほか、アクセサリーとしても販売する。従来から展開する「クラフトレザーバンド」「ストレッチバンド」などに加え、「メタルスリムバンド」「アクティブスポーツバンド」をラインアップに追加する予定だ。
本体サイズは、直径41mm×高さ12.3mm、重さが31g。「Wear OS 4」を搭載し、「Android 9.0」以降を搭載したスマートフォンのほとんどに対応するという。
チップは、「Qualcomm 5100」「Cortex M33 コプロセッサ」を搭載し、バッテリーを前モデル「Pixel Watch」の標準294mAhから306mAhへ強化。ディスプレイを常に表示しても24時間持続し、45分で8割、80分で満充電できる。
本体背面には、健康管理とフィットネス用のトラッキングを強化すべく、3つのセンサーを搭載。独自設計のマルチパス心拍数センサーと身体反応センサー、皮膚温センサーにより、cEDA(継続的皮膚電気活動)、心拍変動、心拍数、皮膚温から情報を取得できる。前モデルから引き続き対応する「Fitbit」アプリ、Google AIと組み合わせることで、睡眠の管理、高/低心拍数の通知、ストレスの兆候となる身体反応の検出などに対応する。身体反応の傾向を時系列で表示し、潜在的なパターンの把握などが可能だ。
安全確認機能では、転倒検出、緊急SOSといった既存技術に加えて、タイマーを設定可能になった。事前に緊急連絡先などを設定することで、設定時刻に応答がない場合に現在の位置情報を共有できる。血液型、アレルギー、体調などの個人情報も共有できるという。
ワークアウトでは、ランニング、サイクリングといった7種類を検出可能。ワークアウトの開始、停止リマインダーの自動表示や、ペースの維持などで目標達成をサポートするガイド付きトレーニングなどが利用できる。また、ウォッチ本体で「Gmail」「カレンダー」などが操作可能になった。
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