Appleが「iPhone 15」発表イベントを開催するまでの数週間の間に、「Lightning」からUSB-Cに切り替わるのは新しいiPhone 15モデルだけでなく、「AirPods」も切り替わるという臆測が流れていた。その情報が今回、正式に確定した。「AirPods Pro(第2世代)」がUSB Type-C(USB-C)採用となる。9月13日から注文受付が開始され、22日から販売される。
Appleはさらに、有線イヤホンを求めているユーザーを対象に、USB-Cケーブルを搭載する新しい「EarPods」を提供することも強調した。同社は、「AirPods(第3世代)」など、他のAirPods製品がUSB-C対応になるかどうかには触れなかった。現時点では、USB-C対応になるのはAirPods Pro(第2世代)のみだ。
Lightning対応ケースをなぜか紛失してしまったか、充電をUSB-Cにぜひとも統一したいというのでなければ、 現行ユーザーが今回の新しいモデルを購入する理由はほとんどない。しかし将来的に新しいiPhoneを購入して、USB-Cケーブルだけで、iPhone、「MacBook」、「iPad」、AirPodsなど、所有するすべてのApple製品を充電できるなら便利だ。
とはいうものの、Appleは発表イベント後に公開したプレスリリースで、USB-C充電対応のAirPods Pro(第2世代)は、防塵性能が高まっているほか、「Vision Pro」でのロスレスオーディオを備えると述べた。Vision Proは、2024年初頭に3499ドル(約51万円)で発売される予定のAppleのウェアラブルヘッドセットだ。
「MagSafe充電ケース(USB-C)付きAirPods Pro(第2世代)は、極めて低いレイテンシでのロスレスオーディオを可能にし、Apple Vision Proとともに完璧な真のワイヤレスソリューションを提供します。最新のAirPods ProとApple Vision Proに搭載されたH2チップと、画期的なワイヤレスオーディオプロトコルを組み合わせ、オーディオのレイテンシを大幅に削減したパワフルな20ビット、48kHzのロスレスオーディオを可能にします」と、Appleは述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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