ヤフーは8月8日、事業者向けデータソリューションサービス「DS.INSIGHT」の新機能として、急上昇トピックやトレンドを可視化分析できる「DS.INSIGHT Trend」の提供を、8月下旬に開始すると発表した。
DS.INSIGHTは、検索データなど「Yahoo! JAPAN」のビッグデータをブラウザ上で調査、分析できるツール。多様なサービスから得られるビッグデータを活用し、事業の創造や成長支援、課題解決などにつなげるインサイトを導き出すことを目的として、企業や自治体向などの事業者向けに提供している。
今回のDS.INSIGHT Trendは、検索数が上昇している、もしくは上昇しそうなトピックを可視化し、世の中で話題が大きくなる前のトレンドを予測する機能。勘や経験ベースではなく定量的なデータから、自身が調べたいニーズや市場に関連するキーワードを仮説設定し、何度でも試せる。
「トレンドマップ」機能では、横軸に検索ボリューム、縦軸にトレンドスコアをとり、散布図形式で検索キーワードを可視化。「ネクストブレイクエリア」「ブレイクエリア」「ポテンシャルエリア」「ブームエリア」の4つのライフサイクルを設定し、それぞれのキーワードがどの位置にあるのかを、性年代の属性別、カテゴリ別、期間別(3カ月間または1年間)で可視化可能だ。
「トレンドランキング」機能では、トレンドマップの散布図のエリアごとに、キーワードランキングを表示。ランキングに表示されたキーワード別に、トレンドスコア、推定検索人数、属性割合、年代別割合などを確認できる。
「急上昇キーワード」機能では、1日単位で検索ボリュームが急上昇したキーワードを表示。トレンドマップとは異なり、突発的、または勢いがあるトレンドも多く出現するので、前日話題になったトピックや、変化を早期に検知したい場合に有効だという。
さらに、「メールレポート」は、設定したカテゴリのトレンドキーワードをピックアップして週1回メールで配信する機能。メールの受信設定をすることで、最新のトレンド情報を知ることができる。
なお、これら機能を含むDS.INSIGHT Trendは、DS.INSIGHTのみの料金で利用することができる。
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