シャープ、4K有機ELテレビに新モデル--量子ドット有機ELパネル採用モデルも

 シャープは7月25日、4K有機ELテレビに、「FS1/FQ1」シリーズを追加した。画面の上下にスピーカーを配置した音響システムを採用する。発売はFS1シリーズが9月16日、FQ1シリーズが8月5日から。

「FS1/FQ1」シリーズ
「FS1/FQ1」シリーズ

 FS1シリーズは、量子ドット有機EL(QD-OLED)パネルを採用した新シリーズで、65V型の「4T-C65FS1/」(想定税込価格:60万5000円前後)と55V型の「4T-C55FS1」(同:44万円前後)の2モデルをラインアップ。有機ELの青色光を、量子ドット層で波長変換し純度の高い3原色(赤、緑、青)を生成、多彩な色を再現性高く鮮やかに映し出すことが特徴。発光の妨げになる熱を効率的に抑える新開発の放熱構造とパネル制御回路を組み合わせにより、高画質を再現する。

 FQ1シリーズは、65V型の「4T-C65FQ1」(同:47万3000円前後)と55V型の「4T-C55FQ1」(同:33万円前後)を用意。明暗豊かにダイナミックな映像を映し出す高輝度「S-Brightパネル」を採用する。

「FS1」シリーズ
「FS1」シリーズ
「FQ1」シリーズ
「FQ1」シリーズ

 両機種ともに画像処理エンジン「Medalist S4X/S4」を搭載。画質や音質を自動で調整する「AIオート」モードを備え、映画やドラマ、スポーツなどのジャンルにあわせ、色彩、明暗、精細感を自動で調整することが可能。画質に加えて音質も自動調整するため、ニュースやドラマでは人の声がより聞き取りやすく、スポーツでは臨場感が得られるという。

 音響システムAROUND SPEAKER SYSTEM PLUSは、画面下部に加え、背面上部にトゥイーターとミッドレンジ(ハイトスピーカー)を配置し、画面中央へ音を定位することで、映像と音声の一体感を生み出す仕組み。ハイトスピーカーを20度前傾させることにより、クリアな音質と立体音響を同時に実現する。FS1には、ミッドレンジとサブウーファーに、スピーカーユニット「パワーボイススピーカー」を搭載し、5種類11個のスピーカーを組み合わせた。

 地上デジタル放送やブルーレイディスク、ネット動画などハイビジョン映像を高精細化する「4K超解像アップコンバート」や映像本来の美しさを復元する「オブジェクト プロファイリング」などにより、あらゆるコンテンツの高画質化を追求。FS1には「量子ドットリッチカラー」、FQ1には「リッチカラーテクノロジープロ」を用い、自然で豊かな色を表現する。

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