シャープは7月4日、過熱水蒸気を活用したウォーターオーブン「ヘルシオ」の3機種(AX-LSX3A、AX-RS1A、AX-NS1A)について、7月27日から順次発売すると発表した。
新製品では、冷めたおかずや惣菜を出来たてのような食感に復元できる「ヘルシオあたため(おいしさ復元)」機能を全機種に搭載。
2022年に発売したヘルシオの最上位モデル「AX-XA30」に初搭載した機能で、「揚げ物」「焼き物」「蒸し物」「パン」の4カテゴリーの幅広い食品に対応。買ってきた惣菜や、作り置きの食材も出来たてのように温められる。
加えて、水蒸気を充満させた低温の庫内で解凍することで、冷凍のローストビーフやスイーツなどの食材を、食べごろの状態に解凍できる「食べごろ解凍」機能をAX-LSX3AとAX-RS1Aの2機種に搭載する。
従来は、「COCORO KITCHEN」レシピサービスからのダウンロードメニューとして提供していたが、AX-LSX3Aでは本体の内蔵メニューとして搭載。食品のカテゴリーを選んでから、食品のサイズなどに合わせて解凍時間の設定も可能となっている(AX-RS1Aでは引き続きダウンロードメニューとして対応)。
この他、AX-LSX3AとAX-RS1Aの2機種では、キッチン用品や哺乳ビンなどを、高温の蒸気で除菌できる「食器・哺乳ビンコース」・「キッチン用品コース」を搭載。
さらに、同2機種では、ドアを閉める時に、手を離してもスムーズにやさしく閉まる「ソフトダンパー」を採用した。
同社では、食材の温度帯(冷凍・冷蔵・常温)や分量によらず、火加減や調理時間を自動で調整する「まかせて調理」などと合わせ、忙しい毎日の食事作りをサポートするとしている。
また、エー・ピーホールディングスが運営する「塚田農場」と連携。共同開発した新ダウンロードメニューの提供も開始する。
具体的には、ECサイト「塚田農場 オンラインストア」で販売している産地直結の地鶏「黒さつま鶏」の丸鶏を、家庭で手軽に調理できるダウンロードメニューを共同で開発した。
「COCORO KITCHEN」レシピサービスから、AX-LSX3A、AX-RS1A向けに提供を開始する。スマートフォンと連携してメニューをダウンロードし、調味済みの冷凍地鶏を解凍してヘルシオに入れて、スタートキーを押せば、最適な火加減・調理時間で焼き上げられるという。
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