「Threads」、アクティブユーザー数と利用時間が減少か--公開から2週間で

Jada Jones (ZDNET.com) 翻訳校正: 高森郁哉 (ガリレオ)2023年07月19日 10時28分

 MetaがTwitterの競合サービスとして「Threads」を米国時間7月5日に公開してから約2週間が経過した。最近の報道によると、同アプリは最初の5日間で1億ダウンロードを達成したにもかかわらず、利用状況に若干のかげりが見られるという。

Threadsのダウンロード画面
提供:Bloomberg/Contributor/Getty Images

 CNBCによると、アプリのインストールデータとインサイトを提供するSensor Towerでマネージングディレクターを務めるAnthony Bartolacci氏は、Threadsの公開後72時間は「まさに別格」だったと述べている。ただし、当初の熱狂が沈静化して以来、Threadsのデイリーアクティブユーザーは20%減少し、ユーザー当たりのアプリ利用時間は半減したという。

 Bartolacci氏によると、Metaは「Instagram」からのリソースを活用してThreadsの記録的なリリースを成功させたが、連携だけではユーザーを維持するのには不十分だという。Threadsの提供開始直後、Twitterのトラフィックは約5%減少したと、CNBCは報じている。

 Twitterの代替サービスとして人気を得たり失ったりしているのは、Threadsだけではない。分散型のTwitter代替サービス「Mastodon」は、Elon Musk氏がTwitterを買収した直後、数百万人の登録者数を記録した。だが2022年末以降、Mastodonはユーザーの関心を維持できなかった

 Twitterの共同創設者Jack Dorsey氏が支援する別の分散型Twitter代替サービスである「Bluesky」も一部から関心を集めた。しかし、同アプリは現在も招待制を維持しており、TechCrunchによれば、7月に入って100万ダウンロードに達した程度の規模にとどまっている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]