フィットネスジムに通っている人なら分かってもらえると思う。どう使うのか、何の役に立つのかが分からずに、近づかないようにしている用具があるだろう。通っているジムに見たことのない器具がある場合や、正しく使っているのかどうか自信がないときにも、Googleレンズで調べることができる。
調べることができれば、正しい使い方や安全な使い方、身体的健康にどう役立つかが分かる。
Googleレンズは、謎のジム用具を調べるのが得意なだけではない。お気に入りのフリーウェイトを撮影すれば、それを使った新しい筋力強化運動のヒントを得られることもある。
これこそ、とりわけ有効なAIの使い方だ。仕事や作業のツールとしてAIを使う手ほどきになり、いろいろな点で楽になる。親も楽ができる。
子どもが数学の宿題で困っていて、方程式の解き方を聞きにきたとしても、その方程式を読み取ってGoogleレンズに処理させれば、簡単に子どもを納得させられるだろう。
宿題を視覚的に解くだけではなく、Googleレンズなら翻訳もお任せなので、外国語の授業でも活躍する。先述したように、メモも一瞬でデジタル化できるので、大切な試験に向けて準備が必要な学生にも役に立つ。
「その靴、どこで買ったの?」と訊きたいときには、お菓子を目の前にした子どものような素早さで、ポケットからスマートフォンを取り出そう。かわいい靴や素敵なハンドバッグを見て気になったら、Googleレンズで撮影すれば、オンラインで購入できる類似商品のリストが表示される。
もちろん、ファッションに限ったことではない。小学校前くらいの小さなお子さんが、お気に入りのレアなぬいぐるみをなくしてしまった、そんな親御さんにもGoogleレンズはありがたい存在になる。なくしたおもちゃの写真が撮ってあったら、それをGoogleレンズで探せば、購入できる類似品を教えてくれる。
思いつく大抵のものは、広大なインターネットの世界で購入できる可能性がある。テレビのリモコンが壊れてしまって交換品が必要になったときにも、Googleレンズが多分見つけてくれる。シャワーの配管部分、名前すら見当もつかないが、その部分の交換がどうしても必要になった場合、そんなときも、Googleレンズを使えば、おそらく必要な部品は見つかるだろう。それでも、配管業者には連絡すべきだろうが。
ブラジルナッツに初めて出会ったときのことは忘れられない。子どもの頃、ミックスナッツを食べていたら巨大なナッツが入っていて、ありえないくらい硬かったが、正体が分からなかったのだ。それからしばらく、「ブラジルナッツ」という名前も知らなかった。ただ、ミックスナッツを食べるときには、とにかく避けていた。ずっと謎だったナッツの名前を知るのは、ティーンエイジャーになってからだ。あの頃、Googleレンズがあったらと思う。
Googleレンズの「食事」機能を使うと、写真に写っている食事を調べることができる。食欲をそそる料理の写真を見たら、何か分からなくてもGoogleレンズが調べてくれる。
エキゾチックな新しいレストランに入ってはみたものの、メニューに戸惑ってしまった。そういうときは、Googleレンズでメニューを読み取り、その項目をタップすれば、料理の画像が表示される。この機能は、フルーツや野菜など個々の食材でも、パエリヤとかパスタプリマベーラといった料理名でも特定してくれる。
以上が、筆者の気に入っている、Googleレンズのいくつかの使い方だ。読者の皆さんのおすすめはどれだろうか。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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