先日、Googleのブログ記事を見つけて読む機会があった。「Googleレンズ」のいろいろな使い方を、道路標識の翻訳から皮膚の状態の検索まで、詳しく紹介している記事だ。意外なことに、筆者が気に入っている使い方はあまり載っていなかったので、自分なりの使い方リストを作ってみた。
Googleレンズは人工知能(AI)を利用する画像認識ツールで、大量のデータセットを使ってトレーニングされた、高度なディープラーニングのアルゴリズムを通じて物やテキストを識別する。識別する対象は、スマートフォンでリアルタイムに撮影した画像でもいいし、スマートフォンに入っている写真を「Google」アプリにアップロードして取り込んだ画像でもいい。5月に開催された「Google I/O」での発表によると、Googleレンズは、同社のチャットボットAIである「Bard」にも搭載される予定とのことで、このAIツールにも写真をアップロードできるようになる。
日々の生活をちょっと楽しくしてくれる、便利なGoogleレンズの使い方を7つ紹介しよう。
おそらく、これが筆者の一番好きなGoogleレンズの使い方だ。ガーデニングが趣味なので、春になると野草の花の種をまくのを楽しみにしている。ただ1つ困るのは、大きい袋にさまざまな花の種が入っているので、何の花が咲くのか分からないときもあるということだ。
名前や種類が分からないきれいな花が咲いたときには、Googleアプリを起動して、Googleレンズで調べることにしている。ものの数秒で、ほぼいつでも正しい答えが返ってくる。
Googleレンズで識別できるのは、花だけではない。アウトドアが趣味の人なら、名前を知らない植物でも、見たことのない昆虫でも、調べたいときにはとても重宝する。
子どもたちにせがまれて、自分でも虫を探すことがよくある。そのおかげで、思っていた以上に、マメコガネやシデムシ、ウリハムシなどに詳しくなった。
虫に限らず、いろいろな種類の動物をGoogleレンズは識別する。イヌやネコの種類も、知りたいと思ったときに調べることができる。
筆者は紙とペンが好きなので、メモは大抵手書きするのだが、手書きした情報をスマートフォンにも残したいといつも思う。ノートや手帳はどこにでも持ち歩くとは限らないが、「iPhone」ならいつも手元にある。
Googleレンズを使ってカメラで文字を読み取ると、コピーするオプションがGoogleレンズに表示され、好きなところ、例えば「メモ」や「フリーボード」などのアプリに貼り付けられる。こうすれば、メモをどこにでも持ち歩くことができる。しかもGoogleレンズは、筆者の筆記体の文字でもほぼ確実に読み取ってくれるので、その点もプラスだ。
旅行中には、Googleレンズが翻訳機にもなるし、ツアーガイドにもなる。
言葉が分からない土地を旅行中でも大丈夫。Googleレンズが、レストランのメニュー、店や博物館の掲示物、道路標識などを読むのを手伝ってくれる。対応言語は100以上だ。
「翻訳」機能を使い、翻訳させたいテキストをスマートフォンのカメラで読み取れば、Googleレンズの画面で元の文章の上に重ねて翻訳が表示される。その場で写真を撮ったり、既存の写真をアップロードしたりすることも可能だ。
道順を知りたいときや、どれがランドマークなのかを知りたいときには、Googleレンズが画像から建物やランドマークを教えてくれる。ピサの斜塔がどれだか知りたいときにも安心だ(探すのは、斜めになった塔だ。念のため)。
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