「Pixelbook」に関する話題は聞かれないが、Googleの新しいノートPCの話題が大きく報じられている。リーク情報によると、同社はハイエンドの「Chromebook」を「Chromebook X」としてリブランディングするという。
Chromebookは長い間、基本的なコンピューターとして主に知られ、学生や、ノートPCの基本的な機能(ポータビリティー、生産性アプリ、ウェブ閲覧)だけ使えればいいという人に多く使われてきた。しかしその後、より効果的なマルチタスキングに役立つほどに性能が向上しており、プレミアムなChromebookの可能性を開いている。
9to5Googleの推測によると、Chromebook Xは、よりハイエンドでプレミアムなChromebookに独自の標準機能を搭載することによって、他の多くの製品とは一線を画した製品になる予定だという。
Googleは、一定容量のRAM、ハイエンドディスプレイ、ビデオ通話用の高品質カメラを、最低システム要件とするとみられている。ビデオ通話は、Chromebook Xの重要な焦点の1つになる見込みだ。Googleは「Chrome OS」に、ビデオ通話に対するライブキャプション機能、ビルトインのポートレートぼかし効果、ビデオ通話時の音声分離機能を組み込もうとしている。
プロセッサーに関しては、Googleは既に、AMDの「Zen 2+」と「Zen 3」や、Intelの第12世代「Core」プロセッサー(Nシリーズを含む)を搭載するChromebook Xの製品ラインを準備しているとされている。
Chromebook Xには独自の機能として、1日を通して外観が変わる「Time of Day」の壁紙とスクリーンセーバーや、最大16の仮想デスクのサポート、「Googleドライブ」のファイルをオフラインで利用可能にするためのピン留め機能、新しい小売向けのデモモードも搭載されるとみられる。
9to5Googleによると、Chromebook Xシリーズの製品は、早ければ2023年末にも発売される可能性がある。筐体には「X」のマークが付けられ、起動画面も特別なものになるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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