パーソナルトレーニングアプリのFutureを使い始めたとき、筆者は、フロリダ州を拠点とするトレーナーのBrett Carroll氏とマッチングされた。そして、5レップ×5セットのワークアウトルーティン(上限に近いウェイトで5レップするエクササイズを5回やっていた)を今後も続けたいか、と聞かれた。筆者は、しばらく前からこのルーティンをやっているが、望んでいた成果が出ていないと答えて、Carroll氏の意見を聞くことにした。同氏は、そのルーティンの代わりに、トレーニングを下半身の日と上半身の日に分けるブロックルーティンを採用した。それらのワークアウトは、ウェイトトレーニングだけに焦点を当てたものではなかった。同氏は、筆者が無視していたストレッチやムーブメントエクササイズもふんだんに組み込んでいた。
Carroll氏が作成してくれたワークアウトは、筆者が今までに体験したジムセッションの中でもかなり過酷なものだった。
筆者はFutureのことを、非同期型のパーソナルトレーニングと考えている。筆者がジムにいる間、ずっとCarroll氏とビデオ通話をしているわけではない。同氏は筆者のワークアウトを作成し、アプリは具体的なエクササイズやストレッチのやり方を示す動画を自動再生する。また、アプリは開始時間と終了時間をチャイムで知らせてくれるほか、エクササイズの適切なやり方についてもアドバイスしてくれる。アプリにアクセスして、ウェイトの重さを変えたことを入力することも可能だ。Carroll氏はそれに従って、調整を施すことができる。
上半身を鍛えるトレーニングの初日は過酷で、短い休憩を挟みながら、複数の筋肉群を一通り鍛えなければならなかった。エクササイズの時間が終わる頃には、シャツがびしょ濡れになっていた。
1日休んだ後、筆者は下半身のトレーニングをするためにジムに戻り、見た目が面白いラテラルダックウォークとコサックスクワット(膝を使って、身体を左右に動かすエクササイズ)を重点的に行った。自重スクワットを数回行った後、30ポンド(約13.6kg)のダンベルを2つ手に取り、ブルガリアンスプリットスクワット(バランススクワットに変化を加えたエクササイズで、片足ずつ鍛える)を行った。その後すぐ、バウンドウィズスティック(片方の足からもう一方の足へ横方向にジャンプする動作)に移らなければならなかった。リフティングと爆発的な動きの組み合わせで、筆者はくたくたになった。しかも、それは最初のコンプレックス法(3種類以上の動きを組み合わせたエクササイズ)にすぎなかった。
2つ目のコンプレックス法は、45ポンド(約20.4kg)のバーベルを使ってのシングルレッグデッドリフトと30ポンド(約13.6kg)のダンベルを使ってのステップアップだ。これを行っていると、筆者は長年のジム通いに疑問を抱いた。あのときのエクササイズは本当に効果があったのだろうか。2つ目のコンプレックス法は比較的単純で、ウェイトもこちらのほうが軽いが、それでも筆者はくたくたになっていた。普段、筆者は275ポンド(約124.7kg)のウェイトを肩に乗せて、通常のバーベルスクワットをすることができる。当初は30秒だけ休憩するつもりだったが、回復に1分以上を要した。
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